今日の左47度(米時間1月21日)。

2004/01/22 14:53 Written by

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今日は本題に入る前に、皆さんに覚えて頂きたい英単語が一つほど。

"refund"-弁償、返金、還付 という意味です。

さて、皆さん物を買った直後に「買わなきゃ良かった」って思ったことはないでしょうか?日本は商品の返品は出来ますが、出来るお店が限られていたり、商品に不具合があった場合のみだったり、未開封が条件などだったりしますよね。

実はアメリカでは、この返品制度が実にいい加減だったりします。個人経営のお店では返品不可な事もあるのですが、大体全国規模のお店であれば、食料品、DVD、パソコンソフトなどを除き殆ど返品できます。しかもそれが不良品でなく、開封して使用した後でも。

商品を使った後でも、返品カウンターにもって行き、「気に入らないからイラナイ」で十分。お金は100%戻ってきます。時々そういう言い訳じゃ通じないお店もありますが、適当に文句をつければ店員さんもいい感じにやる気が無いのか、すぐ返金してくれます。その傾向が顕著なのが最近日本にも進出したWalMart.世界一の売上高を誇る会社ですが、この店内で返品できないものはPCソフト、CD、DVD、ビデオ以外ない、といっても良いでしょう。返品はレシートがあることが絶対条件なのですが、購入後30日迄返品可能と往々にして「使って返す」ことが可能なのです。

良い方向にとれば、これは「トライアル期間がある」ということ。実際に家に持ち帰って、気に入らなかったら返品すればよいのだから取り敢えず試してみよう」という行動心理が生まれて来るそうな。思えばここがお店側の狙いの様な気がしますが。いちいちお店に返品に行くのも面倒なのでそのままキープする人も結構いるみたいですよ。

しかし、この制度を悪いというか賢くというかまあ巧妙に使う方達もやっぱりいまして(笑)。

去年友達がキャンプに行ったのですが、本格的なキャンプだったので、テントからランタンからトレッキングシューズなど諸々を揃えて掛かったお金が約5万円。しかし、彼らは1週間キャンプに行ってそれらの道具を酷使しておいて迷いもせず帰宅後全てを返品。全てのもう泥まみれで、明らかに使ったと分かるので、本当に返品できるのか疑問で私もついて行ったのですが、お店の人、理由も聞かずにバーコードをスキャンして返金してました。それでいいのか (汗)。

他にも、PCプリンタのインクの詰め替え用を使ってインクを入れた後、残ったインクを持っていって返品したツワモノや、結婚式に呼ばれたはよいが礼服を持っていなかったため日本でもかなーり有名な某ブランドのスーツ一式を買い、式後「サイズが合わない」と文句をつけて返品した友人も。

そういえば、この前マクドナルドで、ビックマックを半分食べた後、狂ったように味が変だと騒ぎ出し、返品してもらっていた人も見かけました・・・強すぎる。

返品するときには"I'd like to refund this (these)"と言うのですが、これは絶対の覚えていて損はないかと。アメリカに行ったときに、一時的に必要だけどずっといらないものは、この魔法の一言で、お店が”無料で貸し出し”てくれます。あ、レシートは捨てないで持っていてくださいね。

そういう僕も部屋に穴を開けるために電動ドリルを買って用が済んだ後に返品したことがあります。ゴメンナサイ、でもたった一つの穴を開けるために3万も払えなかったんですもの。



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