赤ちゃんの泣き声分析器「Why Cry」。

2004/01/10 13:35 Written by コ○助

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犬の鳴き声分析器は「バウリンガル」、猫の鳴き声分析器は「ニャウリンガル」。じゃあ人間の赤ちゃんは?と当然考えることは考えるなりが、実際にそんな機器が存在していたとは知らなかったなり。ご存知なりか?「Why Cry」を。

「Why Cry」はスペイン生まれの赤ちゃんの泣き声分析器。「Why Cry」本体を泣いている赤ちゃんのそばに近づけると、「空腹」「退屈」「不快」「眠気」「ストレス」の5つの状態のいずれかをアイコンで表示するという、スグレモノ(?)なり。「バウリンガル」や「ニャウリンガル」と違う点といえば、これら二つはタカラが発売していることからも、あくまでもオモチャの視点から作られているのに対し、「Why Cry」は医療的な視点から作られているという点なりか。まあアプローチは違っても、得られる結果には大差無さそうなりが。

この機器は生後約10ヶ月までの赤ちゃんにしか使用できないなりが、スペインでは医療機関で幾重にも試験され、「Spanish Association of Midwives(スペイン助産婦協会)」が推薦しているほど、何やら本当に真面目な製品のようなりよ。まあ、その協会がいかほどのものかは分からないので鵜呑みにするわけにもいかないなりが、とりあえずオモチャでは無いなりね。この機器の目的は、「赤ちゃんの欲求に対する正しい理解と、素早い対応」と言い切るほど、その結果に対しては自信があるのだとか。本当なりかねぇ……。この手の製品は正解が無いだけに、どうしても懐疑的にならざるを得ないなりが……。

コ○助は当然子育てをしたことが無いので想像で話を進めるなりが、赤ちゃんとのコミュニケーションってのは、赤ちゃんが何を求めているのか分からないからこそ親が考え、予測して行動する必要があるわけで、そういう苦労を経てこそ、親が親らしくなっていくのでは。こういう機器を使って安易に答えを求める姿勢が、結果として想像力が欠如した親が増えていくのかなぁ、と。便利だからといって、考えることを放棄してしまうのは、あまり良いこととは言えないと思うなり。なので、コ○助的には、この手の製品を使うことには反対。自分に子供がいても、絶対に使わないと思うなり。

「Why Cry」の日本での取り扱いは12月から始まったばかり。ソニープラザなどでも販売されるようなので、ターゲットとしては若い夫婦層といった感じがするなりね。赤ちゃんの泣き声分析器、果たしてこの日本で受け入れられるのかどうか。いずれ話題になるかもしれないので、今からチェックしておくべし。

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