吉野家の新メニューが不振。

2004/01/08 09:14 Written by コ○助

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BSE問題によって米国産牛の輸入が完全にストップ、創業以来最大級の激震に揺れている吉野家なりが、このままだと来月には在庫が底をつくと言われているなりよね。その在庫減少のスピードを先延ばしし、仮に牛丼販売ができない状態になっても営業が継続できるように新メニューの「カレー丼」を投入したわけなりが、どうも客の反応はイマイチな模様。まだ販売開始となったばかりなので具体的な売り上げの数字が出ていないなりが、「(販売価格の)400円は高い」「肉が少ない」といった声が出ているようなり。

確かに吉野家の価格に慣れてしまうと400円は高いような気はするなりが、その価格に見合うだけの味ではないことが不満を呼んでいるのかもしれないなりね。ちなみに、吉野家は今後「焼鶏丼」と「いくら鮭丼」(各450円)を投入することがすでに発表されているなりが、新たに「マーボー丼」と「豚キムチ丼」(各400円)も投入していく計画なのだとか。これらのメニューは全ての店舗で提供されるわけではなく、この4種類のうち2種類にカレー丼を加えた計3種類が販売されるようなり。どの店舗がどのメニューを販売するかは、今のところ未定な模様。

「99%が米国産牛」と、ずっと吉野家のことばかりがクローズアップされて報じられて来ているなりが、他の牛丼チェーンはどうなのかというと。
・松屋フーズ(松屋) 93%
・ゼンショー(すき家) 100%
・モスフードサービス(なか卯) 5%
参考:レインズインターナショナル(牛角) 85%、オリジン東秀 70%程度
※日経流通新聞調査より

定食メニューが充実している松屋はそれほど深刻な状況には無いようなりが、ゼンショーは危険なりね。依存度100%だったとは。吉野家同様、代替えメニューとして「とりそぼろ丼」を投入するなど、危機回避に向けて動いているようなりが、業績への影響は避けられそうには無いなりか。

ただ、米政府も対策に乗り出していることから、現在の輸入禁止措置はそう遠くない将来に解除されるとの楽観的な見方もあるようなりね。そうなれば、牛丼チェーンにとっても、利用客にとっても嬉しいこと。どうなるかはまだ流動的なりが、一日も早く安全な牛肉の輸入が再開されることを願うなり。

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