香港の女優、アニタ・ムイ(梅艶芳)が死去。

2003/12/30 19:39 Written by コ○助

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香港映画界からまた悲報が届いたなり。今年はレスリー・チャンが自殺、大きな衝撃を国内外に与えたなりが、アニタ・ムイもまた香港映画界の大スター。まだ40歳と若いなりが、残念ながらがんで他界してしまったなり。ちなみに、レスリー・チャンとアニタ・ムイは無二の親友として知られていて、レスリー・チャンの死にショックを受け、憔悴しきったアニタ・ムイが病院で検査を受けたら子宮頚がんが発見されたのだとか。何とも皮肉な巡り合わせ……。

アニタ・ムイが子宮頚がんを告白したのは今年の9月のこと。会見では「事実を前向きに受け止めて、治療を受けている」と語り、友人であるミシェル・ヨーやジャッキー・チェンらが同席、アニタ・ムイを支えていたなりね。それからたった3か月で命を落とすことになるとは。本当に恐ろしい病気なりね、がんは。

アニタ・ムイというと、コ○助はジャッキー・チェンの「奇蹟 ミラクル」のヒロイン役で見たのが最初だったかもしれないなり。この作品が公開されたのは1989年、コ○助はジャッキーに酔っていた時期なので、当然ジャッキー・チェンだけ見れば良かったわけなりが、それまでのジャッキー作品ではヒロイン役があまり印象に残らない作品が多かったのに、この作品のアニタ・ムイはコ○助の中に深く刻まれる、とても印象深い役だったなりよ。シナリオ的にはジャッキー・チェンとアニタ・ムイの関係について、あまりうまくまとまっていなかったように思うなりが、でもコミカルな動きを見せる当時まだ20代のアニタ・ムイは、とてもキュートだったなり。

次にコ○助がアニタ・ムイを意識したのは、香港で大ヒットを記録した「ボクらはいつも恋してる!金枝玉葉2」。香港映画好きな人なら、きっと誰でも知ってる1996年の大ヒット作品なりね。この映画、レスリー・チャンとアニタ・ムイが共演しているなりが、この2人にアニタ・ユンを加えた三人の掛け合いが絶妙で、香港映画の独特のリズム感のある作品になっているなりね。今年、この作品の2人が世を去ってしまったわけなりか。まだ2人とも若いというのに……。

病気とはいえ、香港映画界を長年支えてきた女優の死は、香港映画好きとしてはやはり寂しく、悲しいこと。アニタ・ムイのご冥福をお祈りしますなり。

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