今季優勝した阪神の野手を見てみると、外国人選手はジョージ・アリアス内野手ただ一人。長年弱い打線をカバーするために外国人野手を複数人獲得しては、活躍しないのでその年で解雇する、ということを繰り返してきた阪神なりが、今季はアリアス選手1人で無事に乗り切ることができたなりよね。これもFAで獲得した金本&片岡の両選手が活躍をしたこと、それにアリアス選手がちゃんとした成績を残したということが大きな理由なりが、来季は今季優勝メンバーの野手に一切変更がないにも関わらず、新たな新外国人選手が加わるなりね。それがマイク・キンケード外野手。
キンケード選手は、ドジャースで今季は主に代打として活躍。バリバリ、とは言わないなりが、一応現役のメジャーリーガーなり。変化球を打つのが得意で、特にスライダーへの対応が秀逸らしく、球界関係者からは「絶対に日本で成功するタイプ」と賞賛を浴びている逸材らしいなりよ。阪神以外にも獲得に動いていた球団がいくつかあったようなりが、星野前監督が昨年オフからマーク、調査をしていたことが今季の獲得へと繋がったようなり。
キンケード選手は外野手として起用されることが多かったようなりが、本職はサード。なので、阪神の外野布陣(金本、赤星、桧山or浜中)に影響はなく、熾烈極まるサードの競争に大きな影響を与えることになりそうなりね。ちなみに阪神のサードは、片岡、アリアス、関本あたりが候補になっているなりが、アリアス選手はファーストに回るとして、それでも片岡選手とキンケード選手はぶつかってしまうわけで。若手期待の星、関本選手に至っては、3番手、4番手の評価では出番がほとんど無いと思って良さそうなりよね。ここら辺の折り合いを、岡田監督がどうつけていくのか。その手腕が試されるところなり。
「内外野の両コーナーと捕手ならどこでもやると言った。とにかく試合に出たい。どこでも喜んでやるよ」
「全部の試合に出たいと思っている。もうベンチに座っていたくない。自分には休みは必要ないと思っている」
「心配事ねえ…。思いつかないね。楽しみの方が大きいよ」
日本にはかなり前向きな姿勢で来るようなので、それだけでも安心なりよね。中には都落ちみたいな気分で来日、ふてくされてすぐ帰国、なんて人も今まで何人もいたことだし(笑)。どうかキンケード選手が、久々の大物外国人選手でありますように。でも外国人選手に期待しすぎて、開幕したらガックリした、なんてことも何回もあったので、ほどほどに期待しておくことにするなり(笑)。がんばれ、キンケード選手。