18日に正式発表された「FOMA 900i」シリーズ。NTTドコモは以前から「次期FOMAは勝負」「現行世代を上回るスペック」と豪語していたなりが、確かにスペックとしては現行の505iSシリーズを上回っているようなりね。プレスリリースを見ると、以下の7つが新機能として紹介されているなり。

・「デコメール」機能の搭載→HTMLメールの採用
・ｉアプリのコンテンツサイズを拡大→容量拡大でコンテンツの表現力アップ
・「キャラ電」機能の搭載→テレ電話にアバター機能
・「Macromedia Flash」に対応→505iSシリーズよりも容量拡張
・全機種「メガピクセルカメラ」搭載
・全機種「外部メモリースロット」を標準搭載

なかなか微妙な新機能もあるなりが、期待されるのはやはりiアプリの拡張なりかね。秋頃にすでに発表されているなりが、「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」といったゲームが移植され、携帯電話であることを忘れさせるようなコンテンツが続々と登場すると思われるなり。ゲームだけでも、今回のFOMA登場にあわせて「バイオハザード ザ・ストーリーズ」「逆転裁判2」「信長の野望 風雲録」「サカつくMOBILE」などが投入され、携帯ゲーム機として考えたらかなり魅力的な製品なのは間違いないかと。

毎度おなじみNTTドコモiモード事業本部iモード企画部長の夏野剛氏は、今回の新シリーズについて、
「満を持して、世界最強と言える900iシリーズを発表できた」
「900iシリーズは究極のiモード端末。これ以上のシリーズはもう無いだろうと思い、あえて“900”という数字にした」
と語り、かなりの自信を示しているなりね。夏野氏が掲げるFOMAの2004年度の販売目標は、「個人的な見解」と前置きしつつ、500万台という、FOMAにとってはかなり高いハードルを設定しているようで、果たしてそう上手く行くのかどうか。

端末の機能はアップしたものの、デザイン的にはこれまでのFOMA同様、モサッとした印象をコ○助は受けてしまった新しいFOMA。価格も3万円台になるという話なので、どこまで現行世代から移行が進むのか注目しておきたいところなり。505iSシリーズの方が、コ○助には魅力的に映るのは気のせいなりかね……（笑）。気のせいであることを祈るなり。