巨人の入来祐作投手のトレードは嫌がらせ?

2003/12/12 10:15 Written by コ○助

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昨日、電撃発表された入来投手と日本ハムの井出竜也外野手とのトレード。正直、「巨人はなぜ飽和状態の外野手(※来季外野布陣はローズ、ペタジーニ、高橋でほぼ確定。控えに清水、斉藤など)を獲得するために、ケガさえ完治すれば活躍が見込める入来投手を放出したのか」と、不可解なトレードだと思っていたなりが、どうもこのトレード。きな臭い感じがしてきたなりよ。

トレードが発表されたあと、入来投手から声明が発表されたなり。それによると、入来投手が代理人交渉を球団に要求していたものの、球団側は代理人を使用しないよう説得。入来投手側が折れなかったことから電光石火の「懲罰」トレードに出された、というもの。これが本当なら、頑なに代理人交渉に対して批判的な立場を取る巨人なだけに、嫌がらせ、と考えても不思議ではないなりね。
ただ、入来投手の声明に対し、球団側も反論。何でも、トレード自体はシーズン終盤から日本ハムから話が来ており、入来投手から代理人交渉の申し入れがある3日前にはすでにトレードが成立していたのだとか。そのため、たまたまタイミングが重なっただけで、決して嫌がらせでも「懲罰」でもない、というなり。でも、球団側の言い分が本当なら、それこそなぜ外野手を獲得するのか……と、素直に思うのは間違っているなりか?

入来投手は日本ハムに移籍すること自体は了承済みということなのでトレード自体は成立するようなりが、何だか釈然としないのは確かなりねぇ。

それにしても。今オフの日本ハムの補強は素晴らしい。新庄剛志外野手を獲得したのをはじめ、オリックス時代に23本塁打を放ち、今季は3Aで106試合に出場、打率.341、28本塁打、87打点でリーグ2冠王に輝いたフェルナンド・セギノール内野手を獲得。これで坪井(今季打率.329)、小笠原(同打率.359、30本塁打、100打点)、エチェバリア(同打率.271、31本塁打、84打点)と合わせて、強力な打線が完成。投手陣はドラフトで獲得した超大型と名高い高校生ルーキー、須永英輝投手に関西大学No.1の呼び声高い糸井嘉男投手に期待がかかる上に、阪神を解雇されたトレイ・ムーア投手獲得にも動くと見られているなりね。ミラバル(今季16勝11敗)、金村(10勝8敗)、吉崎(8勝6敗)に入来投手を加え、さらに復活を目指す元エースの岩本が加われば、かなり優秀な投手陣に。投打ともに充実し、北海道移転元年に、記念すべき優勝……なんてシナリオも十二分に有りそうなのではないかと。

入来投手は不愉快な思いをしてトレードに出されることになったなりが、ここは心機一転。日本ハムのために尽力して、ヒルマン監督胴上げに向けて頑張って欲しいものなり。

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