お昼の時間帯の番組は、主婦層は日本テレビ系の「おもいッきりテレビ」、男性や若い年代層はフジテレビ系の「笑っていいとも！」。もう何年もこの二大巨頭が君臨し、他の選択肢が入り込む余地を与えていないなりよね。もちろん、それでも他局は昼のこの時間帯に何かを放送しないといけないわけで、試行錯誤が続いているわけなりが、ここ数年はテレビ朝日系が芸能中心のワイドショー「ワイド！スクランブル」、TBS系が生活情報とニュース中心の「ベストタイム」という布陣で落ち着いていたなり。

ただ、やっぱり視聴率的には二大巨頭以外は苦戦していたようで、「ベストタイム」は平均視聴率が5%台に低迷。来年3月末をもって打ち切りとなることが正式に決定したようなり。コ○助の友人の「ベストタイム」ウォッチャーに言わせると「ターゲットが主婦だというのは分かるが、主婦しか楽しめない番組構成だったのが、結果として間口を狭くしてしまったのでは」と分析。にも関わらず、「おもいッきりテレビ」を越えるだけのコーナーを提供することができなかったのが敗因なのではないか、と。確かに「ベストタイム」の主要コーナーを見てみると、「家計チェック」「収納チェック」「リフォーム計画」といった、本当に主婦にしか興味が湧かないような内容。これでは視聴者層が狭くても仕方ないなりね。

TBSにとって、この時間帯は長らく鬼門と言われているなり。コ○助が過去5年くらいさかのぼって記憶しているだけでも、「宮本和知の熱血！昼休み」「おサイフいっぱいクイズQQQのQ」「マダムんむん」「スーパー知恵MON」と、コロコロ番組が変わってきたなりね。どれも企画がイマイチ、出演者もイマイチ、視聴率は最低と、悲惨な状態。それに比べれば「ベストタイム」は4年に渡って、他局と比べたら視聴率は稼げていないとはいえ、よく健闘した方なのではないかと。

「ベストタイム」の後番組については現在検討中のようなりが、バラエティー番組への変更も視野に入れているのだとか。昼のバラエティー。これもTBSが何度か挑戦して失敗してきた道なだけに、危険な臭いが……。

再び迷走が始まりそうなTBS系の昼番組。果たしてどうなることやら。