不味いミネラルウオーター中毒。

2003/12/05 04:14 Written by コジマ

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ぼくは異常に水分を取るのだけれど、その中心はお茶である。1日500mlのペットボトルで3〜4本飲む。甘い飲み物がキライなぼくにとって、お茶はぼくにとって非常にありがたい存在なのだ。それでも、「野菜不足だなあ」と思うと野菜ジュースを飲み、「たばこ吸いすぎちゃった」と思うとC1000タケダなど、甘い飲み物を飲むが、二日酔いのときには、お茶すらもイヤで、ミネラルウオーターを愛飲しているのだ。

でもぼくは、明け方まで飲んでたとか、二人で焼酎一升空けたとか、よほどムチャな飲みをしない限り、滅多に二日酔いにならないのだ。したがって、ミネラルウオーターを飲むのは年に10回くらいだった。ある二日酔いの朝、ヤツと出会うまでは…。

数か月前の朝、10分ずつ乗る2本の電車でそれぞれ爆睡し、意識がモウロウとしたなかで、会社の最寄駅に降り立った。「うーん、こんなんで仕事になるんかいな?」なんて思いながら、コンビニに滑りこむ。とりあえず水でも買うべと、飲み物のコーナーに行くと、見慣れないミネラルウオーターが売っていた。それがスーパーモデルも愛飲していると一時期話題になった「コントレックス」だとはぼくが知るはずもなく、「新製品だ」と思った瞬間、レジに「VC3000のど飴」とタバコとともに運んでいた。

「606円です」という店員の声に、530円を握りしめていたぼくは、急いで財布をまさぐって100円玉を取り出した。「なんだ? 高けーぞ」とレシートを見ると、この水は水のクセに200円もしやがる。「なんでい、コンチクショー。そうとわかってりゃ買わなかったぜい」と心の中で悪態をつきながら店をあとにした。水ごときに200円である。蛇口をひねれば出てくるものに200円である。あーアホらしいと思いながら、会社のデスクに着いてこの水を飲んだ瞬間にさらにアタマにきた。「なんだこりゃ。なんつーか、しょっぱい!!」。水のクセに200円もするのに飽き足らず、しょっぱい、まあ、ようするにマズイのである。こんなマズイ水飲むんだったら、カルキ30%の水をタダで飲んだほうがマシである。マズイ水に200円も払った自分にトホホになってしまったのだ。

ところが次の日の朝、別に二日酔いでもないのに水が、それも“昨日のマズイ水”が飲みたくなった。やはり高い。そして、やはりマズイ。マズイのにその次の日も買ってしまう。そのまた次の日も。そんな感じで、いまやこのマズイ水を買うのが日課になってしまったのだ。あのコンビニで「来たよコントレックス」とかあだ名されてるかもしれない。最近では“味のない牛乳のような味”がするようになってきたのだけれど、あの水にはなにか麻薬でも入ってるのだろうか。

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