好き嫌いはあるなりが、森田芳光監督は、いわゆる商業映画を取らせたらピカ一の監督だと、昔からコ○助は思っているなりよ。よく海外の映画祭とかで高く評価される、北野武、黒沢清、岩井俊二といった路線とは全く異なるタイプの作品。「撮りたいものを撮る」というよりは、「観客に見せるために撮る」という意識が強い監督のように思うなりね。実際のところは分からないなりよ。でも、森田芳光監督の作品は難解なエピソードではないし、利己的な感じもしないし、観客という存在をかなり意識した監督なんじゃないかなぁ、と昔から思っているなり。コ○助が思っているだけで、全然違い可能性もあるので、そこら辺は悪しからず。
最初に見た森田芳光監督作品は、「家族ゲーム」だったなり。松田優作の出演していたドラマや映画の中で、コ○助が最も好きなのはこの作品。吉本ばなな原作の「キッチン」は、まだこんなに売れる前、パリコレデビュー前で初々しさの残っていた川原亜矢子が魅力的だった作品なり。「(ハル)」は深津絵里好きだったら外せない作品。髪の長い深津絵里が印象的な作品だったなりねぇ。と、いう具合に、なにげにコ○助は森田芳光監督作品を結構見ているなりよ。もちろん、これ以外にも「そろばんずく」「愛と平成の色男」「未来の想い出」「失楽園」「黒い家」なんてところも観ているなりね。
で、今回の新作は「阿修羅のごとく」。大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子の4人が姉妹役という、なんとも豪華な顔ぶれが話題となっている作品なり。コ○助は深津絵里が出ているというだけで当然観なくてはいけないなりが、森田芳光監督作品ということでも、当然楽しみにしているなりね。
「(映画)ヒットするかどうかは気になりますよ。負けても負けても作り続ける人は偉いと思います。僕は神経が細いから、ヒットしないとちょっと遠慮しちゃいますね」
「僕はいまの時代って、いいものがヒットすると思ってるんですよ。だから、自分の作品の評価として、ヒットするかどうかというのがひとつのバロメーターだと認識してるんです」
「(今年観た映画で面白かったのは)洋画だったら『マトリックス リローデッド』、邦画だったら『踊る大捜査線 THE MOVIE2』ですね。非常に王道なんだけど、この2本は本当に面白いと思った」
森田芳光監督ファンの人、「阿修羅のごとく」が気になる人はぜひぜひ。