阪神、岡田彰布守備走塁コーチの監督就任を発表。

2003/10/29 03:36 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


星野監督就任時から次の監督として名前の出ていた岡田コーチ。阪神入団当初から「幹部候補生」として育てられ、それに見合うだけの活躍をし、現役引退後もオリックスでコーチ修行、阪神で2軍監督を経て、星野政権下で監督修行を続け、万全の準備を整えて新監督に就任することになったなりね。まだ45歳と若いなりが、2年間みっちりと叩き込まれた「星野イズム」の継承者として、来季どんな采配を見せてくれるのか非常に楽しみではあるなり。

岡田新監督がまず最初にやらなくてはいけないのは組閣作業。星野監督は田淵・達川コーチといった監督経験者や西本・島野コーチのような大物コーチを引き連れて組閣作業を行ったなりが、岡田内閣ではこの体制がほぼ一新。主なコーチで残留が決まっているのは佐藤義則投手コーチくらいのようなりよ。サンケイスポーツの組閣予想では、平田勝男氏(ヘッドコーチ)、中西清起氏(投手コーチ)といった85年V戦士が入閣、現役時代に人気者だった金森永時氏(打撃コーチ)も入閣すると予想しているなりね。星野内閣のようなビッグネームは無いなりが、阪神ファンには懐かしい名前がたくさんで、これはこれで楽しみなコーチ陣になりそうなり。

次に岡田新監督が直面するのは、選手補強の問題。1985年優勝時に、オフの補強を怠ったことが翌年以降の低迷に繋がったとの分析が一般的なりが、そういう意味では今オフの補強をどうするのかが来季の阪神の運命を大きく左右するといっても良いのではないかと。阪神は今オフドラフトでは大物2人の獲得に成功しそうなので新人選手に関しては心配無いなりが、FA補強やトレード、そして現有戦力の引き留めなどにはひと山もふた山も有りそうなりよね。球団は作オフにかなり補強費を使ったことにアレルギーを感じているようで、今年は財布のひもが堅く閉ざされるとの噂も。球団がもし岡田新監督を物心両面でサポートする気が本当にあるのなら、星野監督に見せたような誠意を、補強費を出してあげて欲しいものなり。まあ難しいとは思うなりが……。

OB監督ということで、過去の野村監督や星野監督のような立ち振る舞いは許されないであろう岡田新監督。以前ゴタゴタに揉めた挙げ句に球団を去った藤田平監督のように、岡田新監督がつぶされないことをただただ祈るばかりなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.