木村拓哉主演、王家衛監督の「2046」が撮影再開。

2003/10/14 23:16 Written by コ○助

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「2046」って、まだ企画自体が存続していたなりねぇ(笑)。1999年9月にクランクインしてから、気がつけばもう4年。度重なる撮影中断と、キャストの降板報道、特に木村拓哉に関しては王家衛監督の独特な撮影手法にキレて降板した、なんて噂も出ていたなりが、実に久しぶりの撮影再開の一報。どうやら木村拓哉はすでに撮影地の上海へと飛び、今月中旬からの撮影再開に備えているのだとか。

日本では「木村拓哉主演の香港映画」として、あくまでも木村拓哉が海外の作品に主演することが凄いことだ、との論調の記事が目立つなりが、この「2046」はアジア映画のファンにとってはかなり期待の作品なりよね。監督の王家衛に関してはもう何も語る必要がない世界的な巨匠。出演は木村拓哉のほかに梁朝偉(トニー・レオン)、劉嘉玲(カリーナ・ラウ)、王菲(フェイ・ウォン)、張震(チャン・チェン)、章子怡(チャン・ツィイー)、張曼玉(マギー・チャン)といった面々だと言われているなり。自信なさげな書き方なのは、この4年の間に情報が錯綜していて、いったい誰が本当に出演していて、降板しているのかが分からないなりよ。正確な新しい情報が出てくるのを待ちたいところなり。

「2046」は香港返還後50年が経った2046年が舞台のお話(のはず)。一国二制度を敷いた香港が、いったいどのように変化していったのか、そこにある社会不安とは、といったテーマで描く作品なりね(当初はそう伝えられていたなり)。先に公開され、世界中で絶賛を受けた「花様年華」とリンクした作品だとも言われているなり。まあとにかく情報が少ない上に、コロコロと設定も変わる王家衛監督なので、いったいどんな作品になるのやら。

木村拓哉が主演していようが、していまいが、正直「2046」の評価には全く影響しないと思うなりが、まあこうして日本のマスコミがガンガン報じてくれること自体は喜ぶべきことなりか。早く完成して、公開して欲しいものなり。来年中にはなんとか……。

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