西武の伊東勤捕手が現役を引退、来季監督に昇格へ。

2003/09/18 02:56 Written by コ○助

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かつて西武には「黄金期」と呼ばれる時代があったなり。現巨人の清原和博内野手を中心に、打っては秋山幸二外野手、石毛宏典内野手、オレステス・デストラーデ内野手(ほぼ指名打者)、田辺路朗内野手、辻発彦内野手、投げては渡辺久信投手、工藤公康投手、郭泰源投手などなど、まさにスター揃い。特に秋山、清原、デストラーデと続くクリーンナップは破壊力抜群で、他の追随を許さずにいたなりね。正確には西武の黄金期は2期あるなりが、第1次黄金期が広岡達朗監督の時代だとすれば、第2次黄金期は森祇晶監督の時代。阪神ファンのコ○助をも魅了して止まなかった、とにかく「カッチョイイ西武」は後者の方だったなり。そして、その時代。西武の頭脳として、黄金期を支えるのに不可欠だった存在。それが伊東捕手だったわけなり。

まだヤクルトの古田敦也捕手がプロ野球界に足を踏み入れる前のこと。今でこそ「球界一の捕手」は古田捕手(これも最近はダイエーの城島健司捕手を推す声も大きいなりが)と言われているものの、当時「球界一の捕手」といえば、誰もが伊東捕手を推していたなりよ。打って良し、守って良し、マスクも良し。長年西武の正捕手として活躍を続けてきたために、後進がなかなか育たなかったという弊害を生んでしまったほど、西武はずっと伊東捕手に頼り続けてきたなりよね。もちろん、それがベストの選択であり、誰もその選択を疑いはしなかったなりが。

ただ、そんな伊東捕手も、もう41歳。ここ数年は毎年のように監督就任を球団から打診されては固辞するといったことの繰り返しで、今年は本人にとっては「やむを得ず」といったかたちでコーチ兼任でシーズンに臨むことに。そして今季も終盤に差し掛かって出てきた「来季監督」説。生え抜きの、頭脳派監督の誕生は喜ばしいことのはずなりが、まだ今季の優勝争い真っ只中で来季の監督人事の話が出てしまうのはこれ如何に。現在西武の監督を務めている伊原春樹監督も心中穏やかでは無いかもしれないなりね。

スポーツ新聞各紙は一斉に伊東捕手の来季監督就任を報じているなりが、伊原監督の去就も含めて、今オフの西武の監督人事にも注目しておきたいところなり。

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