SII、腕時計型PHSのコンセプトモデルを公開。

2003/08/30 03:15 Written by コ○助

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腕時計型PHS。いち早く商品化されたのは、PHS最大手のDDIポケットからではなく、NTTドコモから発売されたSII製の「WRISTOMO」。「Webだけでしか販売されない」「3万7000円と高額」という悪条件にも関わらず、限定で用意された1000台が販売開始後わずか10分で完売するという、驚くべき人気を見せつけてくれたなりよね。まあ1000台という台数から考えて、コレクターなどの需要がかなり高かった感は否めないなりが、それでもアッと言う間に売り切れてしまったのには正直、信じがたいものがあったなり。

腕時計型PHSのコンセプトは、意外と昔から存在はしていたなりよね。初めて製品として表舞台に現われたのは、1996年にNTTドコモが発表したもの。そのモデルの改良版として1997年に発表されたのが「充電2時間で60分の連続通話」「待ち受け時間は100時間」という、いかにも発展途上的なモデルだったなり。ただ、当時はまだ携帯電話もPHSも大きいものが多かった時代。PHSならここまで小さくできるのか、とかなり一部では高い評価を受けていたなりね。このモデルは実際に長野オリンピックのときに試用されていたなりが、製品化には至らなかったなり。

そんな過程を経て、世界で初めて製品化に至った腕時計型PHS「WRISTOMO」。NTTドコモは初代「WRISTOMO」の売行きを見て次ぎのモデルを検討するとのコメントを残していたなりが、すでに次のモデルを睨んだコンセプトモデルの準備を進めているようなりよ。今回「グッドデザイン・プレゼンテーション2003」で展示されたコンセプトモデル「2005モデル」と「2010モデル」は、大きめのカラー液晶を備えた、なかなか魅力的な印象を受けるモデル。基本的なデザインは「WRISTOMO」と大差ないなりが、やはりカラー液晶で動画がガンガン動いていたり、通信がスムーズにできるのであれば、腕時計型という選択肢もかなり魅力的なものになるなりよね。腕時計型が今後どういう展開を見せるのか、まだ不透明なところはあるなりが、マニアに育まれながら、いつか来るかもしれないブレイクスルー目指して、新たなモデルを投入し続けて欲しいものなり。

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