ドン・キホーテ、深夜緊急時に薬を無料提供へ。

2003/08/21 13:14 Written by コ○助

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常備薬、切れていることに気が付かなくて夜中困ることってあるなりよね。突然発熱して困った、薬局がやっている時間に買いに行く時間がなくて困った。そんな経験は誰でも持っているのではないかと。以前から24時間いつでも開いているコンビニでの販売は検討されてはいるなりが、それもまだ実現には道が遠く。薬剤師のいる、いないによって販売できない現在の法律では、夜中に突然薬が欲しくなったときには、薬剤師が24時間いる薬局を探さなくてはいけなかったなり。そんな現在の法律の間隙を付いたのがドン・キホーテ。

コ○助も先日ドン・キホーテに行ったときに、たまたま「この店は何時まで薬の類は売っているんですか?」と聞いていたなりよ。すると、カウンターに大きなテレビと電話が置いてあって、店員さんがニヤニヤしながら「薬剤師が店頭にいなくても、テレビ電話でやり取りすれば買えるので、お店が開いている時間ならいつでも買えますよ。深夜でも」と答えてくれたなり。それを聞いて「ほほー!夜中でも買えるんですか!それは便利だ!」なんて話を、店員さんとしていたばかりだったなり。凄いぞドンキ。頑張れドンキ。そんな心境(笑)。

ところが、このテレビ電話を使って「薬剤師が常駐している」というドン・キホーテの販売スタイルは厚生労働省には認められなかったようで、「医薬品販売店に薬剤師の常駐を義務付ける薬事法に違反する恐れがあるとの指摘を受けた」ため、8月からスタートしたこの販売スタイルを継続することが難しくなったのだとか。じゃあどうするのか、止めるのか、との判断に迫られたドン・キホーテは、なんと緊急時には薬を「販売」ではなく、「無料提供」することで、法律の抜け道を見つけ出そうとしているようなりよ。ドン・キホーテの安田隆夫社長は「飛行機でも緊急時はスチュワーデスが薬を出す。これでも違法というなら徹底的に戦うしかない」と、厚生労働省に対して徹底抗戦の構え。消費者的な立場で言えば、こんなに良い話はないじゃないなりか。しかし採算度外視の無料提供とは、規制緩和に向けてドン・キホーテの「本気」が伝わってくるなりね。凄いぞドンキ、頑張れドンキ!

コ○助も以前、夜中にケガをして薬を求めてさまよったことがあったなりよ。コンビニには消毒剤も売っていないし、ガーゼやら包帯やらも揃えるのはほぼ不可能。流れる血をティッシュで必死に抑えて涙を流しながら朝を迎えたことがあったなり(笑)。そんな思いをしなくて済むためにも、ドン・キホーテの徹底抗戦が実を結んで、規制緩和への動きが加速すると良いなりね。本当に頑張って欲しいものなり。

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