8カ月かけて床下に10メートルの穴を掘り、5人が刑務所を脱走した―。おお、まるで映画「大脱走」みたいなのだ。いや、映画は250人でこちらは5人だから、「小脱走」かな。トンネルを掘っての脱走はデンマーク史上初だそう。
掘った土は10トンにも及んだそうで、CNN(ロイター)によると「小さなプラスチックの袋で運び出した」という。ホント「大脱走」さながらなのだ。しかし、小さなプラスチックの袋ってなんだ?
「大脱走」ほど、心が躍ってハラハラドキドキしてちょびっと哀しい映画はないのだ。しかも実話だし。キャストは、スティーブ・マックイーンを筆頭に、ジェームズ・ガーナー、チャールズ・ブロンソン、リチャード・アッテンボロー、ジェームズ・コバーンなど、当時のハリウッドオールスター総出演。ぼくはこの映画のバイクアクションシーンでマックイーンの大ファンになってしまったのだ。
映画では250人の脱走を計画して、実際に外に逃げたのは約60人。その中で最後まで逃げられたのはたったの3人である。今回の「小脱走」では、すでに1人が捕まったものの、何人逃げられるのだろうか。ひさしぶりに「大脱走」でも見よっと。