セントルイス動物園のチータ逃げ出す。

2003/08/16 05:22 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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セントルイス市の動物園は、入場無料なのに設備が物凄く整っていて、上野動物園のパンダの様に『客寄せ』的な動物はいませんが、何時間いても飽きない場所です。

例えば、孔雀は放し飼い。勝手に人のお弁当のおこぼれを頂戴する事もしばしば。そして、一番のオススメは最近オープンしたカバ・プールと、ペンギン・ハウス。

カバのプールは巨大なガラス張りプールの中で、カバが目の前を横切っていく迫力。カバの毛穴や、目の中の瞳孔までハッキリ確認できます。

ペンギン・ハウスにいたっては、室内を完全冷房(10分いたら凍えます)してあり、通路の両側の水槽をこれまたキング・ペンギンを筆頭とした数々のペンギンが泳ぎまくるという・・・。しかも、水槽の縁がちょうど人の目線あたりで終わっているので、手を伸ばせばペンギンに触れちゃいますし。触るとくちばしで突っつかれるそうですが、それぐらい身近に動物を見られる訳です。

と、まあ動物と人間との距離感を感じさせないディスプレイが売りのセントルイス動物園なんですが、今回はちょっとその距離感のサービスをしすぎたみたいで・・・・。

先日のお昼前ごろ、子連れのお母さんがチータの檻の近くを通りかかったところ、近くの植木の中でなにやらゴソゴソと物音が・・・・。鳥かな?と覗き込んでみると、明らかに鳥ではない大きめの動物の足が!

「子供達にゆっくり後ずさる様に言いました。チータの視界から外れた瞬間、猛ダッシュで動物園の職員を見付けに走りました。本当にビックリしたわ。」

だそうです。

その後、飼育員の人達の誘導で無事檻に帰ったチータですが、何でもその檻の中では、お見合いの真っ最中だったそうです。そんなに相手のオスが嫌だったのかな?思わず逃げ出しちゃったお年頃チータ娘でした。

ちなみに、チータって地球上で一番足の速い動物ですよね?本気になって逃げた場合は凄いことになっていたかと・・・・。

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