いやあ、欧州の熱波、スゴイことになってるのだ。
まず、昨日ちょこっとニュースでお伝えしたフランスでは、パリの最低気温が25.5℃と史上最高の最低気温(ややこしい)を記録し、熱中症などによる死者が少なくとも50人以上出ている。まあ、東京の8月の平均最低気温が25.0℃なので大したこたねえよ、なんて思うかもしれないけど、8月のパリの平均最高気温が25.0℃、平均最低気温が14.5というから、パリっ子にとってはとんでもない暑さなのだ。気温が15℃に保たれている地下墓地「カタコンブ」に涼しさを求める人々が殺到し、入場を制限するほどの人気だとか。
スイスでも観測史上最高の41.5℃を記録。アルプスの永久凍土が溶け、マッターホルンなどで岩盤が崩落する事故が多発し、日本人を含む登山者に死者が出ている。氷河の崩壊やそれに伴う河川の増水、さらに、牧草が枯れるなどの農業被害も深刻化しているそうな。
スペインではバルセロナ付近で山火事が起こっており、5人が死亡。ポルトガルでも火事による死者が15人に達している。
この熱波の原因は、偏西風の蛇行。1998年も偏西風の蛇行で地球規模の異常気象が起きており、今年も欧州の猛暑だけでなく、日本も冷夏や梅雨または秋雨のような日が続いている。
これを地球からの警告と受け止め、各人が本気で環境問題に取り組むいい機会ではないだろうか。って、マッスルカーに乗っている人間が言っても説得力ないか(笑)。
それにしても、暑さになれていないうえに冷房設備も整っていない欧州の人たちは気の毒なのだ。