仙台みそチーズケーキが人気。

2003/07/05 03:34 Written by コジマ

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甘いものが苦手である。これは子供の頃からなのだが、そのなかでも餡子とならんで甘いものの権化のようなケーキ(特にショートケーキ)は、一口食べただけで「うがっ、甘い」とイヤんなっちゃうのだ。そのケーキの中で、異彩を放つのがチーズケーキ。甘さが控えめだし、酸味があるので食べやすい。こちらはむしろ好きである。レアでも焼いたのでもなんでももござれ。

そのチーズケーキに仙台味噌を配合した「仙台みそチーズケーキ」(そのまんまのネーミングだなあ)が地元で人気を博しているそうな。さても奇妙な取り合わせだが、意外に合いそうな気もする。両方とも発酵食品だし。仙台に行く機会があれば、ぜひとも食べてみたいのだ。

こういったミスマッチは嫌いではない。よく行く渋谷の飲み屋さん「Ku」で、毎回お通しに出る「クリームチーズにカツオ節と醤油をかけたもの」は大好物なのだ。初めて行く人が豆腐と間違えて、頬張ってから驚くのを見るのも楽しい。

それはさておき、仙台味噌とは何か。

その起源は、仙台藩が城内に備蓄する軍糧用の味噌をつくらせたことに由来する。発案者は言わずとしれた独眼竜・伊達政宗。朝鮮出兵の際も兵士に持たせていたが、他藩の味噌が腐るなか、仙台藩の味噌は変質しなかったので有名になったそうだ。

実際にどういう味かというと、恥ずかしながら食べたことがない。塩分が多い辛口の赤味噌だそうで、酒の肴としてそのまま食べる「なめ味噌」は有名である。

しかし、チーズケーキに混ぜるのが仙台味噌でなきゃいけないわけではないので、家庭でもつくれそう。愛知県で「八丁味噌チーズケーキ」なんてのを発売したりして。

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