2年半登板の無い中日の川崎憲次郎投手が球宴投票トップに。

2003/06/18 00:33 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


そのシーズン、最も活躍している選手や旬の選手が出場するのが本来のオールスターゲーム。オールスターと銘打っている以上、スターが出てくれないと面白くはないのは当然なりよね。でも、今年のオールスターのファン投票は、ちょっと異様な状況になってきているなり。

ひとつは、阪神の選手ばかりがファン投票でトップを取っていること(6月17日現在、9部門中7部門でトップ。外野部門は上位3人を阪神勢が占めているため、計9人がトップになっているなり)。まあ毎年阪神や巨人は全国に大量のファンがいることもあって、多めに選出される傾向があっても不思議ではないなりが、今年はちょっと異常。ファン投票以外にも監督推薦で各チームの主力選手が出場してくるとはいえ、ファン投票を阪神勢が制圧となれば、やはり阪神vs.パ・リーグという様相を呈してくるわけで、阪神ファンのコ○助としても、それはちょっといただけないな、と。まあそうは言っても、今年の阪神は絶好調、セ・リーグ独走という事実があるので、それほど気にすることも無いのかもしれないなりが。

もうひとつの問題は、5月頃に突然票を伸ばし始めた中日の川崎投手のこと。先発投手部門に突如として現れた川崎投手はグングンと票を伸ばして行き、アッと言う間に阪神の井川慶投手を抜き去り、17日に遂にトップへと躍り出たなり。
ファン投票トップ、すなわちオールスター戦への出場が決まるかもしれない(現在はまだ中間)ということなりが、川崎投手はヤクルトからFA権を行使して移籍後、ただの一回も1軍で登板をしていない投手。なぜそんな投手に票が集まるのかと、普通の人なら驚くところなりが、これには某掲示板の力によって大量の組織投票が投じられていることが、暗に知られているなりね。まあそういった投票の仕方の是非については個々で判断して欲しいなりが、少なくとも川崎投手にはオールスターに出場するに足る理由が何もないのは確か。そもそも大量の組織票を投じることになったきっかけが、ケガで苦しむ川崎投手に晴れ舞台を用意してあげたい的な綺麗なものではなく、FA権で中日入りしたものの仕事をしないとは何事だ、という給料泥棒呼ばわり的なことに端を発しているだけに、川崎投手自身にとっても、かなり気の毒なことになってしまっているなりね。

かつては沢村賞や最多勝といった輝かしいタイトルを手にした川崎投手。紛れもなくスター選手には違いなかったなりが、今は1軍での登板機会に恵まれない寂しい、高給取りの2軍選手。仮にオールスターファン投票1位という結果になったときに、果たして川崎投手はどう対応するのか。まさか出場するとは思わないなりが・・・。22日に締切りとなるまでの投票数の推移と、投票数確定後の事務局の対応、そして川崎投手の反応。これから注目するべきことがたくさんなりね。いったいどうなってしまうのやら。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.