AFLACが日本生命を抜いて個人保険件数でトップに。

2003/06/03 14:49 Written by

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コ○助さんの大好きな矢田亜希子。ええ、済みません、私もかなり好きです。そんな矢田亜希子がCMで唄っている、「よーく考えよー。お金は大事だよー。」が小さい子供達にウケているみたいで、電車の中などで子供が口ずさみ、お母さんが赤面して慌ててたしなめる、といった微笑ましい光景の目撃報告が後を絶たなかったりします。

そのCMを打っているアメリカンファミリー生命保険(AFLAC)が、個人保険の保有件数でこれまで業界トップだった日本生命を日本進出から30年かけて抜き去ったというニュースです。AFLACは第三分野と呼ばれるガン保険や医療保険で業績を伸ばしてきました。第三分野というのは生命保険と損害保険の中間ともいえる領域で例えばガン保険のように特定の健康リスクをカバーする保険や介護保険等の分野を指します。まあ最近では特約という形で色々な保障が付けられるので、かなり使い勝手のよい商品になっているようです。こうしてAFLACが着実に契約を増やしていく中、日本生命をはじめとする国内勢は徐々に契約を失っている状況が続いています。生命保険業界ではこれまで日本生命が資産規模など様々な面でダントツの首位を誇っていただけに、国内生保の凋落を象徴するかのようなニュースといえそうです。

予定利率引下げ法案が現実味を帯びるなど、一層の経営危機が囁かれる生命保険国内勢。このまま外資系やソニー生命などの新興勢力にシェアを侵食され続けてしまうのでしょうか。生命保険はみんなの生活に深く浸透している身近な金融商品なだけにちょっと気になる話題です。

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