二代目「アメリカン・アイドル」誕生。

2003/05/23 13:23 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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最近、アメリカで高視聴率を上げている番組といえば、『ER』や『フレンズ』などの長寿ドラマか、一般の人をネタにした『リアリティー』系列の番組でしょう。

その『リアリティー』番組のカテゴリに微妙に入ると言えるのが『アメリカン・アイドル』なる素人さんの歌コンテスト番組。まあ、要するに日本で言うトコロの『スター誕生』(う、懐かしいっ!って言うか私の世代でも記憶がおぼろ気だったりして)なんですけどね。オーディションで選ばれた素人の歌い手さんが、毎週、視聴者の投票によって勝ち進み、優勝すると大手レコード会社から晴れてデビュー!って有り触れた感のする番組構成なんですが、何故かこれが大受け。

元々は、イギリスで放映されていた番組を、アメリカでも同じ形式でFOXチャンネルが始めたのですが、アメリカン・ドリームを体現出来るのが受けたのか、物凄い人気です。

第一回の優勝者、ケリー・クラークソンちゃんも立派にアルバムを発表。チャートでも上位に食い込んでいるとか(ここら辺の情報には、私まったく疎いのでよく知りませんけど・・・・)。ほんの一年前までは無名だった彼女が、いきなり有名アーティストと肩を並べたわけですから、この『アメリカン・アイドル』の影響力の強さは凄いですねぇ。

で、第二回目のコンテストで優勝したのはルーベン・スタッダードさんなる学生さん。大北巨体から発せられるパワフルな歌声で見事、レコードデビューの夢を叶えました。

でも、この番組の一番の人気の元は、番組の審査員、そして著名な音楽プロデユーサーでもある、サイモン・コーウェル氏にあるのは一目瞭然です。何故って、彼の毒舌は物凄い!少しでも音痴な子がオーディションに来た日には

「君、歌のレッスン受けてるの?その先生訴えたほうが良いんじゃない?」

とか

「君が、歌手になったらアメリカの音楽産業は終わりだ」

とか、痛烈な一言を本人の目の前で言っていましたから(笑)。


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