いよいよ日本も標的に入ってきたSARS。本当に怖いですよね。日本で感染者がある程度増えてしまった場合、施設もなにも足らないでしょうし、前代未聞のパニックになってしまうでしょう。そうならないためにも、万全の対策を急いでもらいたいものです。
そんなSARSに関する妙な噂が中国で流行っているそうです。それは「喫煙者はSARSにかからない」というもので、中国の一部で3月頃から噂されていたんだそうです。そして21日のWHOのたばこ規制枠組み条約採択後の記者会見で、WHO事務局長が記者からこの噂は本当なのかと質問され、「科学的な裏付けはない」と応じたんだそうです。立場的にうかつな事は言えないとは思うのですが、科学的な裏付けがないならそこはしっかりと否定して欲しいですよね。
というのはSARS流行以来、様々なこうした噂が飛び交ってるわけで、やれキムチが効くだのワサビが効くだのと色々噂されてるわけです。昔の日本のハレー彗星が近づくからタイヤのチューブを集めたって話じゃないですけど、こういう変な噂が出てくるのは仕方ないとしても、こういう風潮だとそれに便乗した悪い業者などが登場する事が多いので、権威ある人はビシッと「そういう変な噂に惑わされずに安全が確認されてる方法をとってください」と言わなきゃまずいですよね。
色々と問題が起こるSARS、本当にしっかりとした対策が必要です。