思いっきりなり対談〜第15回 あずみ編〜

2003/05/21 11:16 Written by

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ま:今日のテーマは「あずみ」で。
コ:ウェットウェットなりね。
ま:ウェットウェットです。
コ:しかし、このところの上戸彩のプロモーションはもの凄いものがあったなりね。コンビニの雑誌はほとんど上戸彩だったし。
ま:表紙だけで30誌とかいう話らしいですねぇ。かなり凄い。
コ:女性誌から男性誌、パソコン誌やオヤジ雑誌まで実に幅広い。
ま:歌も出しちゃって、大活躍とはこの事ですね。
コ:そんなプロモーション活動に勤しんでいたのは「あずみ」のPRなわけなりが、この間見に行って来たなりよね。福士さんやしんさんたちと一緒に。
ま:えぇ、雨降る平日の深夜に「あずみ」のために(笑)。
コ:木曜日の深夜、東京・六本木ヒルズのヴァージンシネマズに男4人(笑)。
ま:ガラガラの館内で、わざわざ4人並んで座りましたからね(笑)。
コ:やっぱり夜中は良いなりよ。ガラガラのシネコンなんて、贅沢の極みじゃないなりか。いや、シネコンはガラガラのところが多いというツッコミも来そうなりが(笑)。
ま:しかし、ガラガラなのに、お客を縦一列に入れるのはどうにかならないんですかね?ガラガラなのに、前の人の頭が(笑)。もっとバラバラに席を決められないんでしょうか?
前に別のシネコンに行った時も、ガラガラなのに一カ所に密集してた(笑)。
コ:あれは最高の音響効果があるのは真ん中の列辺りという、映画館側の考え方に基づいた配慮なりよ、きっと。個人的には、真ん中の列は嫌いなりが。
ま:なるほど、そうだったんですか。言われてみれば納得。と、肝心の内容ですがどうでした?
コ:そういう福士さんは?(笑)。と、先に言わせてみる。
ま:いや、僕は満足ですよー。単純に面白ければOKですから。
コ:なるほど。コ○助は北村龍平監督作品ということで、上戸彩よりもむしろそちらに期待していた部分が大きかったなりよ。「ハリウッドも注目」と言われ、各種媒体でクローズアップされまくっていたなりからね。
ま:時代劇の良い部分を残して進化させるという意気込みは感じましたね。目線を強調するような撮り方とか。
コ:ありゃ、コ○助とは反対の感想(笑)。期待していたほど画期的な映像では無かったかなぁ、というのが正直な感想。ひたすらチャンバラシーンが続いていたのも、やや間延びしてるような印象を受けてしまったなり。上戸彩のアップシーンが多かったのは、目線を強調していたのか、それとも単にアイドル映画を撮りたかっただけなのか・・・。前者であると思いたいなりが(笑)。
ま:あー、それは多分僕がテレビ的な時代劇が好きで、コ○助さんが映画好きだからかもですよ(笑)。原田芳雄の目線とか良かったかなぁと。上戸彩のアップは、ちょっとあれですけど(笑)。
コ:いや、もちろん上戸彩は可愛いのでアップが多いのは嫌いじゃないなりが、それが「北村龍平作品」というよりも「上戸彩主演作品」というイメージを強くしすぎてしまって、作家性が薄くなってしまったように思うなりよ。北村龍平監督の作品、という部分に期待していた分、ちょっとガッカリだったかな、と。
ま:あー、なるほど。北村作品を期待していたコ○助さんにとって、アクションシーンはどうでした?これ、個人的に気になる質問(笑)。
コ:日本映画としては、結構良かったのでは?ただ、例えば白装束のオダギリジョーが、いくら切っても返り血が付かずにいつまでたっても白いまんま、といったディテール面での不満は少々。
ま:うん、細かい部分は結構ありますよね。やたらと血を出すシーンと、まったく血を出さないシーンがあったり。もちろんそれも演出の一環なんでしょうけど。
コ:日本映画としては良かった、と言ってしまったのは、「あずみ」を見る前日に張藝謀監督の新作「英雄」(今夏公開)の予告編を見てしまったからで、同じようなチャンバラシーンを比較すると本場のワイヤーアクションの方が数段スケールが上なのかなぁ、と感じずにはいられなかったなりよ。まだまだ世界は遠いのかな、と。
ま:自分はあの前宣伝で推していた、360度回転カメラがちょっと…。
コ:あれもキツかったなりね(笑)。
ま:なんかあれは意味があったのかと(笑)。機材を使いたくて、が先行してる気がしてしまって…。
コ:無理矢理オリジナルな映像のカラーを出したかったのかもしれないなりね。
ま:役者さん達の演技は結構良かったと思うし、もっと地味でも凄みのある演出が見たかったなと思ってしまったり。
コ:結構平坦な演出といった印象は否めなかったなりよね。
ま:最後の方に詰め込み過ぎちゃった印象も感じたし。
コ:ズバリ、福士さんの採点は?10点満点で。
ま:でも、実は7点ぐらいな(笑)。8でもいいかな?というくらいの7で。
コ:なるほど。コ○助は辛目の5点、と言いたいところなりが、上戸彩が可愛かったのは確かなので1点アップの6点(笑)。
ま:やっぱり時代物だし、それだけで最初からちょっと点が高いんですよ、僕は(笑)。
コ:さすが戦国マニア。
ま:でも、上戸彩は思ったよりもアクションできてましたね。
コ:うん、それは言えているなり。ぎこちなさは無かったなりよね。
ま:そこまで違和感を感じるようなアクションはなかったですよね。あ、そうだそうだ、オダギリジョーの演技・アクションはどうでした?「あずみ」観た事を知人に教えたら「オダギリジョーどうだった?」と。なんでも日経エンタで酷評されてるらしく(笑)。
コ :あれは演技だったのか、と(笑)。まあ上手い下手というのを論ずるような役柄では無かったのでは。オダギリジョー好きの福士さん的には?
ま:って、僕エンドロールまで気付いてなかったですからね(笑)。オダギリジョーだったという事を。
コ:そういやそうだった。
ま:でもまぁ、ありだとは思いますよ。実際あんな世の中じゃ、あのぐらい壊れた人がいてもおかしくないし(笑)。
コ:おお、寛容な意見なり。
ま:そこで「バラはあり得ないでしょ」とツッコむのも大人げないかなぁと(笑)。
コ:まあそれは誰もが思っているところで・・・と、あんまり言い過ぎるとネタバレに。
ま:いや、一応公式サイトに載ってる内容だけですから大丈夫…だと思います(笑)。
ま:これから観る人のために、というところで言うと、見所はどこですかね?
コ:見どころ・・・うーむ、先に6点とか言ってしまった手前、言いにくいものが(笑)。
ま:まぁまぁ、でもそこは人それぞれですから(笑)。
コ:上戸彩と岡本綾のダブルあやが可愛い、とか・・・。りょうや黒田勇樹がどこに出ているのかを探してみる、とか・・・。
ま:りょうは目立ちますって(笑)。
コ:そっか、やっぱり(笑)。
ま:自分は飛猿に注目して頂きたいと(笑)。
コ:どんな時代物でも、やはり忍びはキャラ的においしいなりよね。
ま:途中までの飛猿は凄く良かったかと。
コ:途中まで・・・。確かに。
ま:ネタバレにならない程度にいうと、オダギリジョーとの絡みは良かったんですよー。格好良かった。
コ:でも、あのもみあげ・・・ぐはっ。
ま:おっと、規制が入ったようです(笑)。

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