関空発の航空機にSARS感染者が。

2003/05/17 10:35 Written by

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連日報道されるSARS問題。海の向こうの出来事、などといった感じに捉えている人も多いかも知れませんが、日本でもあっという間に感染者が増える可能性は当然あるわけです。

関西空港から13日に、日本アジア航空機で台北に戻った台湾人の医師がSARSの症状を示し、現在隔離治療を受けている事を台湾の衛生署が発表しました。医師は集団感染が起きた台北市の救急部門で勤務していたそうで、8日から日本に旅行に来ていました。医師は大阪市内のホテルに2泊したのですが、9日夕食後に発熱し、薬で熱を下げていたんだそうです。その後熱は下がり、京都、小豆島、淡路島などを観光し、13日に台北に戻りました。その時点では熱などの症状はなかったのですが、15日に発熱し、X線で肺の炎症などを確認、SARSに似た症状を示し、台湾の衛生署は医師をSARS感染と認定したのだそうです。

現在、この医師と接触した人達には、潜伏期間である10日間の自宅待機と、保健所の職員による毎日の健康状態の調査が行われているそうです。

ついに日本にもSARSの危険が迫ってきました。こういった感染している旅行者が、もし人出の多い建物やテーマパークなどに一日いたとしたら…。今の日本の状態で、いったいどれだけの感染者に対処できるんでしょうか。本当に怖いですよね。早くSARS問題が終わってくれる事を祈るばかりです。

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