ロサンゼルスでマトリックスの続編である「マトリックス　リローデッド」のワールド・プレミア試写会が行われたのですが、その試写会に宇多田ヒカルが登場しました。で、なんでそれだけでニュースになるかと言うと、卵巣腫瘍の摘出手術以降、報道陣の前に姿を現したのは約1年3カ月ぶりの事なんだそうです。あの来日中のブッシュ大統領と握手してたのが約1年3ヶ月前だったんですね。まあ生の姿を出さないだけで、本人のメッセージが書き込まれるサイトなどはちょくちょく更新されていて、よくマスコミにも取り上げられているので、そんな久し振りな感じはしませんよね。

で、この試写会にはプレミアと名が付くだけあって、ハリウッドのセレブな方々が沢山集まるらしく、日本人タレントが出席するというのは異例な事なんだとか。試写会というと叶姉妹の印象が強いんですが（笑）。宇多田ヒカルはマトリックスの大ファンらしく、本人の希望もあって今回の参加となったようです。

そんな宇多田ヒカルは報道陣に、
「夫が『チェックしてこい』って言ってたんで。観終わったら電話して、事細かに説明しようと思います」
と語ったそうでして。夫の紀里谷氏は写真家なのですが、来年公開予定の「新造人間キャシャーン」で映画監督デビューするんだそうで、それもあって「映像やCGがどうなのかチェックしてこい」という事になったんだそうです。って、CGがどうだったのかを説明するのは大変だと思うのですが…。「凄かった！リアルだった！」としか説明しようが無いと思うんですけどね。しかも聞いてみたところで参考にしようがないですよね。だってこのマトリックス リローデットは11月に公開される３部作の最終章「マトリックス　レボリューションズ」と合わせて、制作費3億ドルですよ？僕なんか1億円で作られたCGなんて想像も付きませんよ（笑）。まぁこのあたりのスケールの大きさも、このマトリックス続編の期待を高めてくれますよね。

で、実際に観た後の宇多田ヒカルのコメントは、
「言葉がないくらいすごかった。とにかくすごかった。カズ（紀里谷氏のこと）、お前観たら泣くぞ！」
と、かなり満足したようです。チェックしてこいと言われたのに「観たら泣くぞ！」って…。しかも15歳年上の旦那をお前呼ばわり（笑）。まぁそれもこれも全部宇多田ヒカルならではの茶目っ気のある性格だから微笑ましいですよね。ホントは自分が観たいだけのつもりだったけど、照れ隠しに夫の話を出したのかもしれないですよね。こういった宇多田ヒカルのちょっとバカっぽそうな言動を嫌う人もいますけど、変に偉ぶってる芸能人よりかは良いなぁと個人的には思います。まだ20歳なんですもんね。って、たまにサイトのメッセージなんかで、本当にバカとしか思えないような事を書いたりもしてますけどね（笑）。いいんです、それを含めてあの言動は好きです（笑）。

という事で、宇多田ヒカルも大感動のマトリックス続編を皆さんもお楽しみに！あぁ早く観てみたいなぁ…。