ネット環境はわずか数年で信じられないほど進歩してますよね。ブロバンはもちろん、サービスやツールなどの進歩も凄いなぁと改めて感じたりします。今や自分はタブブラウザ人間になってしまったので、たまにネットカフェなどでIEなどを使うともう不便で不便で…。マウスジェスチャーもクセになっているので、IEを使っていてもマウスジェスチャーしちゃいますし…。

そんな感じに便利なサービスやツールが増えている中、NTTは、簡単に自分専用のポータルページを作成できるツール「KiriBariWeb（キリバリウェブ）」の実験サービスを開始しました。

これはどういった物かというと、複数のサイトの一部を切り張り感覚で編集し、一ページにまとめた自分専用のポータルページを作れるという物で、マウス操作だけで簡単に編集をすることができます。例をあげて説明すると、ナリナリの最新記事一覧の部分だけをページの右上に配置し、左側はナリナリの掲示板の最新発言一覧の部分だけを配置した、ナリナリ更新チェックページなどを簡単に作る事ができるのです。

本日からサービス実験が開始されているので、早速作ってみました。まずは無料のユーザー登録が必要になります。メールアドレスの登録と、簡単なアンケート（年齢など）に答える事で自分専用のページが作られます。ちなみにここで作られるページは閲覧・編集するのにIDとパスワードの照合が必要となるので、他人に見られる事はありません。

自分専用のページができたら、後は簡単な操作でお好みのサイトを切り張りできます。サイトの一部だけを貼り付けられる事はもちろん、表示方法も大きさを変えたりスクロールバーを使っての表示などもできるので、かなり自由にレイアウトができます。検索フォームの切り張りなども可能です。

編集作業は非常に簡単です。マウスだけで必要な部分だけを切り張りできるので、アンテナを設置するよりずっと簡単です。また、サイトの表示をそのまま切り張りできるので、お好みのサイトの雰囲気を崩すことなく閲覧できるのも良い感じです。

難点をあげるとすれば、やはりこういったサービスで問題となりやすい著作権に関する部分だと思いますが、あくまでも個人的な閲覧をするための物だということと、サイトの一部だけを表示するといってもページ全体を読み込んでから一部だけを表示しているようなので、ギリギリのグレーゾーンだと個人的には思います。ただ、当然のように一部だけの表示ではサイト制作者からすれば、切り取られていない部分を更新してもわからないわけですし、広告の意味も無くなってくるので、実際に問題となったらどうなるかわかりませんね。

それ以外としては、多少ツールの反応が遅い（切り張りしたページを一つずつ表示する）という事と、ページ全体を読み込んだ後に切り取られた部分を表示するので、重くなりやすいという事でしょう。もっともそれは性質上仕方のない事ですが。というわけで、対応環境としてはブロードバンド環境が望ましいとされています。

なかなか便利なサービスなので、しばらく試してみようと思います。毎日更新をチェックするページが多くて大変な人や、自分の関心のある情報だけが集まったポータルページが欲しい人にはお勧めできそうですね。