最近大活躍の漫談家、綾小路きみまろのライブCDと本の中で、「サラリーマン川柳」のネタが盗用されていたという問題が持ち上がり、きみまろ本人が盗用を認めたという話がありました。そして26日、この問題に関する会見をきみまろ本人が行い、盗用に至った経緯などを説明したんだそうです。
サラリーマン川柳というのは第一生命が一般公募しているもので、昭和62年から続いているという有名なものです。「職安で 働かせろよ この盛況」みたいな風刺を交えた川柳を募集している物で、皆さんも一度はどこかで目にしている事だと思います。
きみまろ本人は、
「自身の語呂のいい毒舌トークと川柳がぴったりマッチしていると感じ、10年以上前から引用していた」
「まずいんじゃないかな、法的にはどうなんだろうなとは思っていたのですが…。洋服と同じで、最初は似合わなかったんだけど、だんだん自分の匂いが付いてきて、脱げなくなったんです」
と語っているそうなんですが、ネタで勝負するものですから、引用とはいえませんよね。完璧な盗用だったわけです。まぁ今回のきみまろがしたことはあからさまな盗用だったわけですが、こういった風刺ネタというのはどうしても被ってしまうのは仕方ないところですよね。ネタ元が一緒なわけですから、似たようなネタがたくさんありますし。今回の事件できみまろの今後で、言葉狩りのように盗用探しとかされそうな気もします。ちょっと可哀想ですが、まぁ自業自得なので今後はそういった物を払拭できるように頑張ってもらいたいですね。何しろ中高年の星なんですから(笑)。
さて、ここからは余談。もう一方で騒がれている、きみまろのカツラ問題。これってそんなに衝撃なんですかねぇ?個人的には最初からそんな感じもしてましたし、たいして面白みもなかった話なんですが…。最近のきみまろはテレビなんかでもカツラ問題を中心に語っていたりするのですが、どうもきみまろ本人がカツラ問題をとっておきのネタにしようとしている感じがするのですが…。
それともう一つ。きみまろのネタの出だしでよく使われる、「本日はこの会場に来るのに、東京世田谷の豪邸を送迎のハイヤーで出発し、車中でワインを飲みながら移動…している人の後ろを自転車で追いかけて来ました」みたいな話があるんですけど、実際のきみまろは川口湖畔の豪邸に住んでるんですよね。自宅なのに「きみまろ邸」という看板を掲げ、家の中には趣味の骨董品がズラッと陳列。富士山を一望できるリビングやお風呂があるというかなりの豪邸に住んでるんです。最近急激に売れた感のあるきみまろですが、以前から五木ひろしのコンサートの前座などで活躍していたわけで、前々から人気といえば人気だったわけです。本人は貧乏ネタや売れてない話をよくしますが、あの豪邸を見てしまうとなんとも…。
と、ここまで書いてて思ったんですけど、なんで自分はこんなにきみまろに対して熱くなってるんだろうと(笑)。最近友達と話していても「昨日きみまろがね、」みたいな話ばっかりしている気が…。ひょっとして実はきみまろファンだったのかしら…。よく考えるときみまろの出てる番組は結構見てるし…。
というわけで、今後は盗用などせずに頑張ってもらいたい物ですね(笑)。