3月に行われたトライアウトに合格、インディアンズとマイナー契約を結んだ多田野投手。日本では「諸般の事情」でプロ入りできなかった実力者が、アメリカを舞台に着実にステップアップをしているようなり。
12日に行われた1Aの試合に登板した多田野投手は3回を投げ、0安打0四球4奪三振の好投で初勝利をマーク。試合後のコメントは「こんなに早く勝てるとは思わなかった。この勢いで頑張りたい」。おう、頑張って下さいなり。まあオープン戦から1Aレベルでは格の違う投球を見せている多田野投手なのでこれくらいの成績は当然(と、いよりも大学時代の実績を考えれば当然)。早いところ1Aで勝ち星を積み重ねて2A、3Aとどんどん昇格していって欲しいなりね。
ゼロから始まったどころか、ドラフトでの指名を回避されてしまった時点でマイナスからのスタートとなった多田野投手なだけに、活路を求めて渡ったアメリカで見事な成功を収めることができると良いなりね。マック鈴木投手とも、大家友和投手とも違う苦労人がどこまで上り詰めることができるのか、先々が楽しみなり。