「イラク戦争は侵略戦争」 表現めぐり民主党内で議論。

2003/04/09 04:21 Written by コジマ

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なんでも、今野東氏が衆院本会議で質問する原稿の「米軍によるイラクの侵略戦争」という表現をめぐって、民主党内で対立があったようなのだ。

首藤信彦氏や旧社会党系議員は今野氏を支持したらしいが、上田清司氏や保守系議員は「わが党が政権を取ったときに日米関係がもつのか」と批判した。心配しなくても、党内対立が絶えず、そのうえ自民党のクローンのような政党が政権を取ることはないのだ。

首藤氏の「フセイン大統領を殺害し、戦後の体制を牛耳ることに目的がある」という意見は同意できるが、いかにも社会党系っぽい。民主党って保守政党じゃなかったっけ? 上層部がバラバラなら、党内意見も不統一。結成当初、民主党には少なからず期待していたので、裏切られた感が否めないのだ。いつからこんなトホホな政党になったのだろう。

結局、枝野幸男政調会長と玉置一弥代議士会長が説得し、今野氏は「武力行使」に置き換えたそう。なんだかんだいって、無難なところに落ち着くのね。でも、こういった不協和音は今後の影響が大きそう。ああ、せめて自民党程度でいいから、一枚岩の新党ができないかな。

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