信号のお話。

2003/03/25 23:23 Written by

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ウチの近くに信号のある三叉路があります。夜の10時を過ぎると点滅式になっていたのですが、最近になって夜でも通常通りに赤信号になるようになりました。なんでも管轄の警察署の署長が厳しい人に替わったそうで、事故を一件でも減らす為にそのようにしたのだとか。

とはいえ写真で見てもらえばわかるように、閑静な田舎町な我が町で、深夜の交通量といったら15分くらい道路で寝ていられるくらいに少ない感じなのですよ。仕事で深夜に帰ってきて、「さぁもうすぐマイホームだ!」と思ったところで赤信号。じーっと待っている間に通る車はゼロ…。どうにもこうにも悲しくなる話なのですが、カーディーラーに勤める友人の車に同乗したところ、深夜の赤信号で停車してもあっという間に信号が青になるのですよ。強運?とその時は思っていたのですが、先日また夜に友人の車に乗ることになって、その謎が判明しました。

トイレを我慢していた友人。すぐ近くにコンビニがあります。「あーもう限界!」と断末魔をあげますが、無情にも例の三叉路の信号は赤。「うわ、この人カーディーラーに勤めていながら信号無視でもするんじゃなかろうか…」と不安になった僕などアウトオブ眼中なようで、友人は「ブゥン」と軽くエンジンを空噴かししたんですね。するとあら不思議。歩行者用の青信号が点滅したではありませんか。まだ信号変わったばかりなのにです。

既にお気づきの方はたくさんいらっしゃるでしょうが、この信号は感音式の信号だったのですね。夜の交通量の少ない時間帯は、交通量の多い道を優先するために車の音を感知して信号を変えるタイミングを調整しているんだそうです。つまりは赤信号で止まっている車の数が増えるとアイドリングの音が大きくなって、それを感知した信号が青信号にしてくれるわけです。で、友人はそれを知っていて軽くエンジンを噴かしたわけです。

もちろんこの方法は感音式の信号にしか使えませんし、それ以前に深夜に大きな音を出すのはご近所迷惑です。…もっともこの信号の場合はご近所まで非常に離れているのですが。まぁ家が周りになかろうとも、地球に優しくない行為ですのでいけませんね。それ以前にゆとりを持って運転しないと大変に危険です。

しかし世の中には自分の知らない仕組みが沢山あるものですねぇ。伊藤家の食卓がヒットする理由がこういった一件からもわかるというものです。
ちなみに至福の表情でコンビニに到着した友人ですが、深夜の清掃中のためにコンビニに入ることはできませんでした。やっぱりズルをすると良くない結果になるということもこういった一件からわかるというものですね(笑)。

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