日本で生まれてアジアで大きく育ったPHS。

2003/03/20 04:56 Written by コ○助

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日本でも一時の低迷時期を抜けだし、データ通信分野で成長期に入ったPHSなりが、海外、特にアジアでは音声通話の分野でも携帯電話を凌ぐ勢いで成長を続けているなりね。日本独自の通信技術であるPHS。かつて「日本発の通信技術で日本のモバイルフォンを制覇」するという野望は実現しなかった(今後もしないと思われる)なりが、舞台をアジアに移して花開こうとしているわけなり。

アジアでPHSが普及している要因としては、「設備投資や端末コストが安くすみ、既存設備を有効利用できる」という大きなメリットがあるため。中国、台湾、タイ、ベトナム、フィリピン、インドなどのアジア各国で約2000万のユーザーがPHSを利用しているというなり。特に中国圏での人気が高いのは有名な話なりが、市場が飽和状態となりつつある日本に比べたら、まだまだユーザー開拓の余地のある中国は魅力的な市場なりよね。日本のPHS関連メーカーも続々と中国に進出しているようなり。

コ○助は思い返せば1996年頃からPHSを使っているので、もう7年くらいユーザーなりが、本音を言えば音声通話もデータ通信もPHSをメインに使いたいところ。まあ価格やら何やら、諸事情で携帯電話を使わざるを得ないわけなりが。いまだにPHSに対する偏見を持っている人も多いようなりが、実際に使ってみると本当に音質の良さには驚かされるなりよ(って、今さら驚くことでも無いなりか)。某キャリアの「モニャモニャ〜」と何言っているのか全然伝わってこないような携帯電話に比べたら、それはそれは綺麗な音声だこと。昔からそれは訴えているものの、なかなか分かってくれる人は少ないなりよね。それだけに、この良い技術がこのまま廃れて行くのではないかという懸念を持っていたなりが、アジアという新しいフィールドで見事に開花したことに、正直ホッとしているなり。本当に良かった。

日本でシェアトップのDDIポケットは今後国際ローミングに力を入れていくようなので、アジア全域でPHSが使えるようになる日もそう遠くないのかも。PHSの今後に期待したいものなり。

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