「オケピ!」観劇、そして感激。

2003/03/19 08:56 Written by コ○助

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「三谷幸喜の舞台は面白い。理屈抜きに面白い。テレビドラマなんかよりも断然面白い」。コ○助の友人に、三谷幸喜を東京サンシャインボーイズ時代から追っている人がいるなり。彼は演劇をこよなく愛している、本格的な演劇ファンなりが、彼の口癖が「死ぬ前に一度は三谷幸喜の舞台を見ておけ」。そんな大袈裟なことか、とも思うなりが、コ○助も三谷幸喜ファンの端くれとして、やはり一度は舞台を観たい、可能ならば何回でも観たいと思い続けていたなり。

「オケピ!」のチケット先行予約が始まったのは1月のこと。前回2000年に上演された「オケピ!」(今回はキャストを入れ替えた再演)、同じく2000年に東京ボードヴィルショーが上演した「龍馬の妻とその夫とその愛人」、そして昨年の「彦馬がゆく」と、ことごとく三谷幸喜作品のチケットが取れずにヤキモキさせられていたコ○助だったなりが、今回の「オケピ!」のチケットは運良く抽選でゲット。コ○助にとって初めての三谷幸喜の舞台。もう当選が判明した時には受験の合格発表の時よりも嬉しくて仕方なかったなり(笑)。

前回の「オケピ!」と今回の「オケピ!」。違いはいろいろあるようなりが、大きな違いはキャスティングがガラッと変わったこと。並べてみると。
【2000年版】
真田広之、松たか子、布施明、戸田恵子、白井晃、伊原剛志、川平慈英、小日向文世、山本耕史、宮地雅子、小林隆、菊池均也、北川潤

【2003年版】
白井晃、天海祐希、戸田恵子、川平慈英、小日向文世、寺脇康文、小林隆、相島一之、温水洋一、小橋賢児、瀬戸カトリーヌ、岡田誠、布施明

主演の2人が入れ替わっているのできっと2000年版と2003年版では全く違う雰囲気になっているかもしれないなりが、残念ながら2000年版のDVDとかは出ていないなりよね。なのでそこら辺の比較ができないのが悔しいところ。観てみたいのに。個人的には天海祐希が本来のフィールドである舞台でどんな演技を見せてくれるのか興味があったので、2003年版のキャストは良い感じなり。

「オケピ!」が上演されているのは、東京・渋谷にある青山劇場。青山学院大学の向かい、国連大学の横にある大きめの劇場なり。会場につくと当日券のキャンセル待ちをする人たちがズラリ。人気の高さがうかがえるなり。
上演時間は3時間10分と超ロング。途中に20分の休憩を挟むので、3時間30分もの長丁場だったなりが、いやはや、時間を忘れるとはまさにこのこと。最初から最後まで笑いっぱなしで、これまでテレビドラマや映画、そして舞台のテレビ放送でしか観たことがなかった三谷幸喜作品とは全く異なる、素晴らしい世界がそこに広がっていたなり。やっぱり生の舞台は良いなりねぇ。

上演が終わると、観客が総立ちでスタンディングオベーション。これまで結構いろいろな舞台を観てきたなりが、こんな凄いスタンディングオベーションは見たことがない、というくらい拍手喝采が鳴りやまなかったなり。やっぱり三谷幸喜は凄い。なかなかそこまで人を魅きつける作品は無いなりよね。コ○助ももちろん、延々と拍手を送り続けたなりよ。そしてまたこの場に来たい、と心底思ったものなり。

演劇のチケットは高い。特にこの手の有名な俳優が出演しているような演劇は1万円を超えることもしばしば。今回の「オケピ!」は1万2000円のS席で鑑賞したなりが、それだけ払っても納得できる内容の濃さだったなりよ。ほんと、こういった作品が観られるのであれば、1万円くらい払っても良いな、と。なかなかそう思える作品って無いなりが、そこら辺は三谷幸喜なりからね。次に三谷幸喜の演劇を生で観ることができるチャンスがいつ到来するかは分からないなりが、今まで以上に「絶対に観に行きたい!」という気持ちが強くなってきたなりよ。これからも頑張ってチケット争奪戦に参戦して行こうと、再び決意を固めたコ○助だったなり。

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