南極の氷はどんな味か。

2003/03/16 01:39 Written by

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こんにちは、ショットバー通いが財政を圧迫しているエアロプレインです。帰り道にショットバーが3軒もあるのは危険極まりなく遺憾であります。

さて、たまにはニュースではなく雑談を。お酒に限ったことではなく、飲み物の必需品といえば「氷」ではないでしょうか。今日はその「氷」でも「南極の氷」にまつわるお話を。

最近こそ、Webで少し探せば手に入ってしまう南極の氷。さて、この名前を聞くだけで涼しい気分になってしまうような南極の氷ですが、どんな味がすると思いますか?

1.海水のような塩味
2.無味

答えはこのどちらかです。さっさと答えてしまえば、答えは2です。まぁ、1ではこの話が進まなくて困ってしまいますけどね(笑)。では、なぜ南極の氷は無味なのでしょうか?「海水が固まってできるのだから塩味に決まってるじゃないか」という声も聞こえてきそうなところです。そう、確かに海水は塩味なので、そこから氷ができていたら塩味なはずですよね。ところが問屋が卸しません。南極の氷は、海水が固まったものではないのです。

では、南極の氷は何からできているのか?答えは「大気中の水分」です。大気中の水分が固まったものが雪になり、その雪が降り積もり、堆積などによる圧力が何万年分も加わることによって氷になります。その氷が南極の氷なのです。大気中の水分がモトですから、味は無いわけです。ちなみに、よく「雪は大気中の汚れを包んで落ちてくるから食べたら汚いよ!」と言うみたいですが、多分南極の氷は大気が綺麗な頃の(昔にも汚い時代はあるわけですが)ものなので大丈夫でしょう。

ということで、「この水道水、南極の氷で冷やしてるからしょっぱいぜ〜」なんていう輩がいたとしたら、そいつは嘘つきであるというか、水道水に食塩か岩塩かはたまた汗などで味をつけている可能性がありますので十分注意されたし。さ、トリビアではないですが、今日から飲み会の席で話題作りに使ってください(笑)。くれぐれもこのマメ知識が「はぁ〜」にならないことを祈りつつ、結びとさせていただきます。

追伸@
もし科学的面でなんらかの間違いとかがありましたら、さっくりBBSで突っ込みいれていただけますと、僕も今まで話してきた人にフォローできて助かりますのでよろしくお願いいたします。

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