阪神の金本外野手が支配下選手登録完了。

2003/03/07 02:54 Written by コジマ

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ぜんぜん知らなかったのだが、どうやら支配下選手の登録をしてなかったらしいのだ。野崎球団社長によると、金本知憲外野手と球団双方の都合で統一契約書の提出が遅れていたそう。しかし、これで晴れて我が阪神タイガースの一員になったのだ。

やはり主軸の選手は、生え抜きか他球団でパッとしなかった選手が阪神で育って活躍するってのが理想。他で育った選手が来て活躍しても不本意なのだ。また金本外野手は、前田智徳外野手や緒方孝市外野手などのケガが多い広島の主軸のなかで、年間通して出場できる数少ない頑丈な選手。しかも、「西の番長」と呼ばれたり、新進気鋭の新井貴浩内野手との師弟愛が連日テレビで放映されたりなど、球団の顔だっただけに、「阪神に来る」と聞いたときは非常に複雑な気持ちだった。広島ファンの友達からは「読売タイガース」の烙印を捺されるし。

しかし、星野監督の「不本意だが、今恥を忍んで補強をすれば、そういう選手の背中を見て若い選手が育ち、この先何年もFAや外人に頼らなくても勝てるチームがつくれる」との意見に激しく同意し、ファンとして一緒に恥を受ける気持ちになった。これは「韓信の股くぐり」なのだ。金本外野手が広島を出たのも、球団との交渉が決裂したのが原因といわれているし、こうなったら球場で、金本外野手に生え抜き選手と変わらない声援を送りたいと思う。

今回の支配下選手登録で、ようやっとオープン戦に出場できるようになった。とりあえず15日の日本ハム戦に3番DHで先発出場するもよう。去年まで脅威だったその実力を、甲子園で遺憾なく発揮してほしいのだ。どうか片岡篤史内野手みたいになりませんように。

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