トレイ・ヒルマン監督を迎え、新体制で今季に臨む日本ハムなりが、守備の要である捕手陣に異常事態が発生しているなり。
日本ハムの昨季の正捕手は103試合に出場した野口寿浩捕手(打率.226、5本塁打、31打点)。野口投手は今オフに阪神に移籍したため、今季は野口捕手以外の選手で正捕手争いが起きるはずだったなりね。
今季の正捕手候補は、当初昨季準レギュラーだった実松一成捕手(打率.129、1本塁打、2打点)と言われていたなりが、1月28日に左手骨折が判明して戦線離脱。
正捕手候補2番手として名前が挙がったのが阪神から移籍してきたベテランの山田捕手だったなりが、山田捕手もキャンプ初日の2月1日に右大腿四頭筋不全断裂で戦線離脱が決定してしまったなり。
日本ハムの他の捕手陣は、昨季15試合出場の荒井修光捕手(1995年ドラフト2位。打率.230、0本塁打、0打点)と8試合出場の高橋信二捕手(1996年ドラフト7位。打率.250、0本塁打、2打点)、駒居鉄平捕手(2000年ドラフト6位。1軍出場なし)、鶴岡慎也捕手(2002年ドラフト8位。新人)、渡辺孝男捕手(西武→サンワード貿易→日本ハム。社会人からのプロ復帰第1号)がいるなりが、いずれも経験不足は否めないところ。新人の可能性に賭けるか、荒井捕手や渡辺捕手のような中堅が頭角を現すのか。いずれにしても上位候補2名が離脱してしまった以上、何とかしなければならないなりよね。捕手が弱いチームは弱い。そんな定説もあるだけに、日本ハム、いきなりピンチなり。