原発の運転再開めど立たず 大停電の可能性も。

2003/02/23 22:00 Written by

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東京電力は原子力発電所の保守点検を行っていて、2月12日時点で、17基ある原子炉のうち13基の運転を止め、残りの原子炉も順次止めて点検する予定なんだそうで。問題を隠蔽していた事などを反省して行われているこの点検。始めたはいいけど、運転再開のめどは立っていないとか…。

最近、テレビCMなどで「節電のお願い」を見るのはこれが原因なんですね。東電が冬に節電キャンペーンをするのは、昭和48年の第一次オイルショック以来だそうで、結構深刻な問題なんですね。何しろ首都圏の電力の約4割は福島の原子力発電に依存しているので、普通に考えても電力不足になるのは予想できる事なんです。

特に今年の冬は寒いので、暖房などで電力消費は高まるばかり。東電が想定する「最も厳しいケース」が現実となると、関東地方の電力は足りなくなってしまうそうです。
その「最も厳しいケース」というのは、
「東京の昼間の気温が0℃近くまで下がるような非常に厳しい寒さ」
「停止している原子力プラントが3月以降も停止を継続」が合わさる状況を想定しているそうです。なんだか具体的に限界を聞かされると、節電しなきゃと思いますね…。

東電では節電キャンペーンを行うと共に、休止中の火力発電所を再開したり、他の発電会社からの電力融通を検討したりと対策を進めているようです。

僕も部屋にいてもいなくても、PCは点けっぱなしの事が多いので、これからはこまめに電源を切ろうと思います。

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