3日前くらいのスポーツ新聞で「ローズ不振」の記事を見たとき、「シーズン途中で退団するかも」なんて考えが頭をよぎったが、こんなに早く辞めるとは。紅白戦での不振と家族が新居の環境に馴染めないことが理由。本人は「野球に対する情熱と野球に関するすべてのものがなくなった」なんてかなしい発言をしている。
横浜ベイスターズに復帰の話があった際、テストをしてからという球団に「テストは必要ない。いつでもベストを出せる状態だ」なんて強気な発言をしていたが、本人が思ってるほど甘くはなかったってことかな。獲得しなかった横浜は正解なのだ。
ロバート・リチャード・ローズ内野手は、米大リーグのアナハイム・エンゼルスから横浜ベイスターズに移籍した1993年に、いきなり打点王を獲得したのを皮切りに、首位打者(99年)打点王(93、99年)最多安打(99、00年)最高出塁率(97年)ベストナイン6回のほか、シーズン打率右打者歴代1位、シーズン安打でセリーグ新記録、シーズン打点で歴代2位、史上初の3回のサイクルヒットなど、元阪神タイガースのランディ・バース選手とならぶ「史上最強の助っ人」だったのは間違いないのだ。
ぼくの友人の千葉市民が「今年はローズ観にマリンスタジアム行こっと」なんて言ってたけど、実際ローズ内野手を観にいくつもりだった人は結構多いと思う。人気選手の突然の退団は、球団にとって戦力的にも経済的にもイタすぎるのだ。このピンチは中日以上。どうするロッテ?