日本、「たばこ規制枠組み条約」消費削減原則を受け入れる。

2003/02/19 01:32 Written by コジマ

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「たばこ規制枠組み条約」とは、世界保健機関(WHO)が主導で世界的なたばこ規制の一本化を目指すもので、5月に行われるWHO総会での採択を目標としている。「喫煙大国」である日本政府は、交渉参加国で唯一、条約案のなかの「継続的に消費を削減することによって、現在と未来の世代を健康的、社会的被害から守ること目的とする」という「消費削減原則」に反対(留保)してきたのだが、各国やたばこ規制を主張するNGOなどの圧力にに屈したかたちで、同原則を受け入れることを明らかにした。

ぼくはヘビースモーカーで、「たばこ」と聞くとピクッと反応してしまう哀しいサガの持ち主なのだが、当初の日本の言い分は、たばこを(麻薬などと違い)禁制品ではなく大人の嗜好品と定義し「喫煙規制は消費削減そのものを目的とせず、健康リスク情報の提供、未成年者の喫煙防止、公共の場での受動喫煙防止などの観点から行うべきだ」というもの。平たく言うと、「たばこは健康に悪いから、自動販売機を減らしたり広告をもっと規制して、みんなでなくしていこうぜ!」「いやいや、そういうことすると財政がキツくなるから、まずは教育的なことからにしない?」っつーことなのだ。でも結局は「みんながそこまで言うならいいよ」ってなったわけ。

分煙や路上禁煙には賛成ですよ。でも、たばこを吸ってる人に「悪」のレッテルを貼ろうとする世の中の動きはどうかと思う。たばこを減らす一番よい方法は、税金をかけること。日本は他国と比べてたばこが安すぎるそうで、税金をかけまくって値段をつり上げ、それでも吸いたいヤツが吸えばいいのだ。生活必需品じゃないし、消費税なんかよりよっぽど納得のいく課税なのだ。それでもぼくは吸うだろうけど。とにかく、愛煙家にとってますます厳しい世の中になりそう。

ところで葉巻は? 葉巻は体にいいっていうけどダメなの?

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