ミラー選手に逃げられ、オバンドー選手にフラれ、メジャーの選手会には「ミラーを返さないと日本での開幕戦を中止にするぞ!」と脅されるなど、踏んだり蹴ったりの中日。ようやく獲得に乗り出したのだ。
アレックス・オチョア選手は、昨年はミルウォーキー・ブリュワーズとアナハイム・エンジェルスでプレーし、昨年のワールドシリーズ制覇に貢献した右投げ右打ちの外野手。昨秋FAとなり、田口壮選手のいるセントルイス・カージナルスに移籍したが、推定3億3000万の高額年俸がネックとなってマイナー契約となった。
昨年の成績は、打率2割6分1厘、8本塁打、31打点というから、ホームランを期待してはいけないわけだな。ふむふむ。右に打てる巧打力と強肩がウリだそうな。打率は一級品、ミラー選手と比べても遜色ないのだ。でも、大砲が欲しいんじゃなかったっけ?
当初からミラー選手とともに候補に上がっていたが、遅い獲得交渉にオチョア選手がどう反応するか、そして2月に獲得したばかりのカージナルスが放出するのか。さらにさらに、困難を乗り越えて獲得しても、日本で活躍できるのか。うーん、前途多難なのだ。
オチョア選手の通算成績(メジャー8年間)
807試合出場、打率2割7分9厘、46本塁打、261打点