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home > special > 【特集】歴史的な一戦 阪神vs.ヤンキース 【歴史的な一戦 阪神vs.ヤンキース 2004.03.29】 (取材・文 Narinari.com取材班)
ヤンキース、49年ぶりの来日
あれから1年。イラク情勢は依然不安定な状態が続いていますが、フセイン政権が崩壊し、昨年3月に比べると世界的な緊張度はやや緩和。テロに対する危機感は日増しに高まっていますが、そんな中でも今年はメジャーリーグの日本開幕戦が実現することになりました。来日を果たしたのは26回もワールドシリーズを制覇した超名門、「世界一軍団」ことニューヨーク・ヤンキース。そして1998年創設、大型補強で今季に賭けるタンパベイ・デビルレイズ。特に、ヤンキースが来日したのは1955年の秋以来、実に49年ぶりのこと。オールドファンから、松井秀喜外野手移籍以降の新参ファンまでが胸躍る、あのヤンキースが来日したのです。 ちなみに1955年にヤンキースが来日した際には、全セ・パ選抜、全大阪、全セ、全パ、南海、読売らと16試合も対戦し、15勝0敗1分け(全セ・パ選抜戦のみ引き分け)という驚異的な成績を残しました。まだ日本人メジャーリーガーが誕生するとは誰もが思わなかった約50年前のこと。プロ野球とメジャーリーグには決定的な力の差があったわけです。 今回の来日ではヤンキースとデビルレイズの2球団と阪神、巨人とのオープン戦も組まれており、トータルで6試合が行われます。 ヤンキースの来日が実現したのには理由があると言われています。それは巨人が「球団創立70周年」を迎えたこと。ヤンキースのオーナーであるスタインブレナー氏と、巨人オーナーの渡辺恒雄(ナベツネ)氏は古くから交流を重ねていますが、巨人の70周年を祝うためにスタインブレナー氏がヤンキースの派遣を許可したというのです。実際にスタインブレナー氏は報知新聞のインタビューで次のように語っていることから、残念ながらこれは事実のようです。 「どこのスポーツ界で、わざわざ地球の反対側まで行って、試合(しかも開幕)をするチームがあるのか。シーズンを考えたら、チームにとって厳しすぎる」 阪神 vs. ヤンキース戦に行ってきた!
でも、阪神にも意地があるはず。恐らく阪神は真剣勝負でヤンキース戦に臨むことでしょう。(たぶん)やる気の無いヤンキースと、真剣な阪神。正直、モチベーションの違う相手に勝てないようでは、阪神のセ・リーグ連覇は無いと言い切っても良いかもしれません。どんな試合運びをするのか、オープン戦とはいえ大事な試合になってくるはずです。シーズン開幕直前、阪神の仕上がり具合も見ておきたいと思い、実際に足を運ぶことにしました。まあ単純に、後にも先にも、阪神とヤンキースが対戦することなど有り得ないと思うので、チャンスがある時に観に行っておこうという判断もあったわけですが(笑)。
入場時の検査は手荷物チェック、ボディチェック、金属探知器チェックと3段階。野球の試合はちょこちょこと観に行きますが、ここまでのチェックは初体験です。1人に対するチェック時間が長いため、どうしても入場前に長蛇の列ができてしまいます。いきなり大変な混雑です。
平日の月曜日、正午からの試合。時間が時間なので、いくら世間は春休みの真っ只中とはいえ、満席になるほど人は入らないだろうと予想をしていたんです。しかし、驚いたことに。正午の段階では、内外野ともにほぼ満席ともいえる大入りとなっていました。当然、自分も含めてお暇な方が多いなぁ、と(笑)。そういうことではなく、改めて野球好きな人が多いことを実感しました。 さて、試合開始まで30分ほど時間があったので、練習風景をパチパチと。
練習も終わり、正午を回ってセレモニーがスタート。始球式には、あの男が登場しました。
両軍の帽子交換や花束贈呈など、一連のセレモニーが終了したあと、ようやく試合開始。先攻・ヤンキース、後攻・阪神で試合が行われます。両軍の先発オーダー&先発投手は以下のとおり。
見てのとおり、両軍ともにほぼベストメンバーを揃えて来ました。ヤンキースは松井選手を2番で起用するなど、前日の巨人戦(4番・松井)とはうって変わって実戦モード。ジーター、松井、ロドリゲス、ジアンビ、シェフィールド……と続く超強力な打線。このビッグネームたちを目の当たりにできることに、感動すら覚えてしまいます。対峙する阪神の投手が前川投手で良いのかと、余計な心配をしてしまうほど(笑)。そして、試合は始まりました。
試合展開は、阪神打線が2回に7安打7得点と爆発。阪神ファンは大いに盛り上がりましたが、盛り上がりもそこまで。阪神が大差をつけてしまってやる気を無くしたのか、もともとの予定だったのかは分かりませんが、ヤンキース打線が一巡した3回からは次々と主力選手がベンチに引っ込み、中盤からはほぼ控えメンバーだらけという状態になってしまいました。とほほ。
終わってみれば、両軍合計30安打の乱打戦。11-7で阪神が勝利しました。「大金星」と表現しているスポーツ紙もあるようですが、ヤンキースは主力を早々に引っ込めていたので、そこはある程度割り引いて考える必要はありそうです。でも、まあきっちりと勝つことができて一安心。矢野のランニング本塁打アリ、アリアスの3ラン本塁打アリ。阪神ファンにとっては大満足の一戦でした。 ヒーローインタビューにはアリアスが登場。
今年初めての六甲おろしを歌い、私たちも大満足。オープン戦とはいえ、主力のやる気が感じられなかったとはいえ、ヤンキースに勝ったという事実は揺るぎません。恐らく、阪神ファンの間では未来永劫語られるであろうこの試合。生で観戦できたこの喜びを忘れないようにしたいと思います。 ☆阪神−ヤンキース戦 スポーツ紙の記事一覧 |
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