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【名古屋グルメ探訪記 Part 4 2004.02.21】 (取材・文 Narinari.com取材班)

帰京まで残り6時間

 コメダ珈琲の「シロノワール」を食べて満腹になった私たちですが、名古屋にはまだまだ食べなくてはいけないものがたくさんあります。次に目指したのは、名古屋の新興名物として、ジワジワとその名が知られるようになってきたもの。そいつの名は「シャチボン」。当然、名古屋城の金のシャチホコにかけているのですが、なんともまあベタベタなネーミング……。

【ボンヴォヤージュ (公式ページなし)】
●名古屋新名物「シャチボン」
 「シャチボン」はJR名古屋駅の中央コンコースにある喫茶店「ボンヴォヤージュ」が仕掛けている、名古屋新名物。どこが「ボンヴォヤージュ」なのかウロウロと探していたら、すぐに見つけることができました。左写真のような、店頭ディスプレイを見れば一目瞭然。名古屋城の背景写真に、金のシャチホコを模したディスプレイ。これに違いありません。

 「ボンヴォヤージュ」は新名物を売ってる以外はごくごく普通の喫茶店。場所柄サラリーマンや買い物に疲れた親子、おばちゃんたちが多いようです。やや違和感のある私たち。

 店に入ると、迷うことなく「シャチボン」を注文。なんでもテイクアウトとイートイン合わせて1日に限定80個しか販売されないのだとか。そのため、売り切れる日も多いようですが、この日は運良くまだ注文することができました。

 しばらくしてテーブルに出された「シャチボン」の姿に私たちは愕然(笑)。なんという美的センスなんでしょう。何度でも言ってしまいますが、このコテコテ感がとても名古屋らしい……。

 「シャチボン」は、モノとしては大型のシュークリーム。シュー生地でできたシャチホコの中身はたっぷりの生クリーム&カスタードクリームとイチゴで構成されています。シュー生地は尾びれ、胸びれ、頭部、腹とパーツが細かくわかれ、なかなか凝った作りになっていますが、味はご想像通り。さして特別な味はしません。シュークリームです。なにかこう、名古屋でしか味わえないような「味」に期待をかけていた私たちは、ちょっとガックリ。見た目は確かにインパクトはあるんですけどね。

 ちなみに「ボンヴォヤージュ」には八丁味噌を使ったロールケーキ「ボンミッソ」というのもあって、「シャチボン」と人気を二分しているようです。これも食べてみれば良かったと後悔。あとから聞いた話ですが、「ボンミッソ」は結構美味しいと評判らしいです。

名古屋最後の晩ご飯は

 「スガキヤのラーメン」「味噌煮込みうどん」と来たら、やはり名古屋の定番「きしめん」も食べたくなってきました。と、いうよりも、甘いモノもかなり腹に来ているので、もう麺類しか食べることができません(笑)。でも、ラーメン、うどん、きしめんとバラエティーに富んでいて良いではないですか。炭水化物大好きですもの。

【笹しま http://www.kishimentei.com/(親会社「きしめん亭」HP)】
●きしめんの老舗
 昭和34年に名古屋駅名鉄の地下街にオープンした「笹しま」は、 明治10年創業のきしめんメーカー「きしめん亭」 が運営するきしめん店。開店当初はきしめん専門店としてスタートしましたが、現在はそばやうどんも扱っているようです。

 カウガールさんによると、「きしめん亭」は名古屋では有名な麺メーカーらしく、「♪な〜ご〜や〜きしめん亭の〜きしめ〜ん」というフレーズのCMは、名古屋在住の人で知らない人はいないといいます。

 専門店(前述のように、実際にはそばやうどんもありますが)というだけあって、メニューは豊富。「ぞうにきしめん」「五目きしめん」「味噌きしめん」「おろしきしめん」などなど、東京ではあまりお目にかからないきしめんメニューがずらり。

 きしめんはうどんと同じ原料(水・小麦粉・塩)でできるのに、東京では気軽に食べることはできません。スーパーで袋に入った生きしめんを買ってきて自分で作ることはありますが、普通のそばやうどんを出す店できしめんってほとんど見たことがないです。だしが違うから?

 シンプルに味わうために、一番オーソドックスなきしめんを注文。きしめんは茹で上がるのが早いため、すぐに運ばれてきました。やや甘辛いだしがきしめんの麺とからまって、そばやうどんとはひと味違った楽しみを与えてくれます。また、ちゅるちゅるという食感が良いですよね。トッピングはほうれん草、かまぼこ、油揚げ。そして忘れてはいけない花かつお。きしめんに花かつおは欠かせません。

名古屋の「おみやげ」求めて駆け回る

 もうお腹いっぱい。もう食べられない。こんな状態の私たちですが、振り返ってみると「名古屋グルメ探訪記」というよりは「名古屋麺探訪記」といった感じ。これでは企画が違ってしまいます。しまった……食べてから気が付いた(笑)。慌てて企画修正に奔走する私たち。名古屋らしい「おみやげ」を買って帰らなければ。

(続く)