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【吉野家築地店へGO! 2004.02.14】 (取材・文 Narinari.com取材班)

消えた牛丼を食べられる店

 牛丼、牛丼、牛丼……。吉野家が牛丼販売休止に踏み切ったのは2月11日のこと。もう飽きるほど報道されているように、最終日の11日には「最後の一杯」を求めて各店舗に客が殺到しました。永久に食べられなくなるわけではなく、あくまでもアメリカ産牛肉の輸入が再開されるまでの暫定的な牛丼販売中止。それでもこれだけの客が押し寄せるという状況に、改めて吉野家の牛丼人気の高さを思い知らされました。

 すでに報道されている通り、多くの店舗で販売中止になったものの、下記の一部店舗では販売が継続されています。

店名 住所 メニュー
福島競馬場店 福島県福島市松浪町9-23福島競馬場内 牛丼・大盛 …… 650円
東京競馬場店 東京都府中市日吉町1 東京競馬場新館B1フードコート内 牛丼・大盛 …… 650円
新潟競馬場店 新潟県豊栄市笹山3490 牛丼・大盛 …… 650円
中京競馬場店 愛知県豊明市間米町敷田1225 中京競馬場内 牛丼・大盛 …… 650円
阪神競馬場店 兵庫県宝塚市駒の町1-1 牛丼・大盛 …… 650円
京都競馬場店 京都府京都市伏見区葭島渡場島町32京都競馬場内1F 牛丼・大盛 …… 650円
小倉競馬場店 福岡県北九州市小倉南区北方4-5-1 牛丼・大盛 …… 650円
大井競馬場店 東京都品川区勝島 2-1-2 大井競馬場第1号スタンド内 牛丼・大盛 …… 650円
戸田競艇場店 埼玉県戸田市戸田公園8-22 牛丼・大盛 …… 650円
築地店 東京都中央区築地5-2-1 中央卸売市場フードC 牛丼・並盛 …… 500円
牛丼・大盛 …… 650円
牛丼・特盛 …… 800円
牛皿・並 …… 400円
牛皿・大 …… 550円
牛皿・特 …… 700円

 競馬場・競艇場の店舗は、契約上牛丼以外のメニューを提供することができないため販売を継続。築地店は創業店ということで、最後の一線を守るべく販売継続を決断したといいます。ただし、国産牛を使用するため、値段はかなりお高いものに。特盛800円。結構ずしりと来る値段です。でも、普通に食べられないと分かったら無性に食べたくなるのが人間の性(さが)。私たちは最寄りの築地店に向かうことにしました。

吉野家築地店とは

 その前に。少し吉野家の築地店に関して勉強をしておきます。吉野家の創業店として、ファンの間で語られることも多い築地店。吉野家は1899年に東京都中央区の日本橋魚河岸に誕生したのが始まりですが、関東大震災で被害を受けた魚河岸が移転するのと同時に、1926年、創業店も築地に移転しました。

 ほかの吉野家と提供されるメニューは基本的には変わりませんが、注文できるバリエーションが多いことでも知られています。普通の店舗では「ねぎだく」「つゆだく」などの注文方法がすでに一般的になりましたが、築地店には、ここだけで通用する注文方法がたくさん存在しているといいます。「つめしろ(冷たいご飯)」「極かる(ご飯少量)」「トロだく(脂身が多い肉)」などなど(詳細は探偵ファイルさんの「吉野家裏メニュー全網羅!!」を参照)。他の店舗ではあまり聞いたことが無いような、どんなお客さんのわがままにも対応してくれるのが築地店というわけです。

いざ、吉野家築地店へ

 2月14日、午前6時30分。私たちは都営大江戸線の築地市場駅に降り立ちました。日比谷線の築地駅でもOKなようですが、若干築地市場駅の方が近いようです。駅から出ると、周辺の地図が掲示されているので現在位置と吉野家築地店のある場所をチェック。あ、もちろんその地図には吉野家築地店の場所までは描いてありません(笑)。吉野家のホームページに掲載されている地図を印刷してきたので、それと見比べながらお店を探しに行くことにしました。

 オレンジ色の看板、オレンジ色の看板……。吉野家ホームページの地図を頼りに歩いていましたが、地図に描かれた場所に到達しても店舗がないことに気が付きました。あれれ、なんでだろう……。仕方がないので、自力でオレンジ色の看板を探すことに。歩くこと10分。地図とは若干位置が違うような気がしましたが、築地市場は目の前にちゃんと見える位置に、見慣れたオレンジ色の看板を発見したのです。

 喜び勇んで駆け寄る私たち。いよいよ、国産牛の牛丼が食べられる。そんな期待に胸を膨らませながら、お店の中を覗いてみると。あれ、あるはずの牛丼がメニューに書いておらず、カレー丼などの新メニューが並んでいます。よくよく見てみると、ここのお店は「築地東店」。目指す「築地店」とは違うお店でした。とほほ。

 完全に迷ってしまった私たちは、交番で道を聞くことに。優しく道を教えていただいて、ずんどこ、ずんどこと築地市場の中に侵入していきます。そうなんです。吉野家築地店は通り沿いにあるわけではなく、築地市場の奥のほうにあったのです。最初から聞いてから行けば良かった(笑)。

 狭い小路をどんどん進むと、なにやら列のようなものが見えます。このとき午前7時頃。まさか午前7時に吉野家に行列が? 

ようやく吉野家築地店に到着

 実際に到着してみると、店内は狭いこともあって、ぎゅうぎゅう詰めの状態。行列とは言えませんが、すでに数人が列をなしています。もちろん、場所が場所なので築地の市場関係者が多いのは事実。でも、明らかに私たちのような「一見さん」らしき人たちもチラホラと。服装がまったく異なるので、すぐにわかります。カップルで来ている人たちもいましたし(笑)。

 私たちも列に加わりましたが、どうやら列の半分程度は弁当待ちの人たちだったようで、意外とすんなりと店内に入ることができました。待ち時間は10分程度。昼どきなど、混雑時には待ち時間はもっと長くなるかもしれません。

 席について、早速私たちは「特盛 つゆだくねぎだく」を注文。800円と言われてもひるみません。ここまで来たからには、特盛食べて帰ります。ちなみに、築地店では「ねぎだく」を注文しても、肉の量はほとんど変わらないようです(詳細は探偵ファイルさんの「吉野家裏メニュー全網羅!!」を参照)。ねぎをどかしてみても、下には肉が敷き詰められているので、ねぎだくを注文するのが良いのだとか。

 目の前に出された「特盛 つゆだくねぎだく」。国産牛ということで、どの程度味が違うのかと想像を膨らませていましたが、若干肉の味がしっかりしていたような「気がする」だけで、いつも食べ慣れた牛丼がそこにありました。でも、食べたかったのは食べ慣れた牛丼。私たちは満足です。

 値段は確かに高い、築地店の牛丼。交通費もかかることですし、手放しにオススメできるわけではありません。出されるメニューは、つい先日まで280円(並)〜540円(特盛)で食べられたものとほぼ同一。しかもしばらく待てば食べられるようになるはずですから。でも、どうしても吉野家の牛丼が食べたくて、しかたがない時の駆け込み寺として、今なお食べられる店舗が存在しているという安心感が築地店にはあります。禁断症状が出てしまった方は、ぜひ一度訪れてみてください。

【店舗データ】
吉野家 築地店 
所在地:〒104-0045 東京都中央区築地5-2-1 中央卸売市場フードC
営業時間:5:00〜13:00
電話番号:03-5550-8504
地図:公式HP参照 http://vip.mapion.co.jp/c/f?uc=4&pg=1&grp=yoshinoya&ino=BA433814

☆「吉野家築地店」を理解するための関連サイト
吉野家裏メニュー全網羅!! - 探偵ファイル
吉野家 築地店すぺしゅぁ〜る - 築地店限定メニュー紹介。つゆだくと私
築地創業店での牛丼販売継続のお知らせ - 吉野家
吉野家D&C - Yahoo!トピックス
さらば、吉野家の牛丼。 - Narinari.com
吉野家も牛丼販売中止へ 11日から。 - Narinari.com