ティーンエイジャーの脳が、パンデミックの期間、通常よりも速いスピードで成長していたことが判明したという。

米スタンフォード大学の研究で、163人の子供の脳をパンデミックの前後でスキャンし調査したところ、大人にさしかかる世代の脳の成長に変化が見られたそうで、脳の加齢によるプロセスが、ロックダウン後のグループで加速していることが明らかとなった。

同研究を指導したイアン・ゴットリブ氏は今回の脳の変化についてこう説明している。

「彼らの脳が暦年齢よりも永久的に老いた場合、将来どのような結果をもたらすのかは不明です」
「70歳、80歳になった時に、その脳の変化を原因とする認知および記憶に関する問題が予想されますが、16歳の人間の脳の早老に特別な意味があるでしょうか？」