ジョコビッチ、新型コロナ感染判明後の行動を弁明

2022/01/14 04:55 Written by Narinari.com編集部

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テニスのノバク・ジョコビッチ選手(34歳)が、新型コロナの検査で陽性反応が出た後も隔離生活に入っていなかったことを認めた。来週開催される全豪オープン出場のため現在オーストラリアに滞在しているジョコビッチ選手が、「誤情報」を正すためソーシャルメディアに声明を発表した。

新型コロナウィイルスのワクチンを接種していないジョコビッチ選手は声明の中で、「PCR検査で陽性反応が出るまでの12月の行動に関する誤情報を正す必要がある」とした上で、12月14日にセルビアの首都ベオグラードで開催されたバスケットボールの試合に出席した後、多数の感染者が報告されたことから、16日に行った抗原検査で陰性だったものの念のためPCR検査を受けたこと、そして17日に出席した子供達を対象とした授賞式前に抗原検査を行った際も陰性であり、症状もなかったものの、同イベント後にPCR検査の結果が陽性であったことを知らされたことを明かしている。

しかし陽性と分かっていた18日、ほぼ全ての予定をキャンセルしたものの「ジャーナリストをがっかりさせたくない」という理由で、仏レキップ紙のインタビューと写真撮影だけには応じたことを認め、「間違った判断で、後日応じるべきだった」と綴っている。

1月6日オーストラリア入りしたジョコビッチ選手は、入国を拒否され身柄を拘束されていたものの、10日、同国への入国可否を決める審理で勝訴。しかしその後になって渡航申請書で虚偽の申告をしていたことも明らかになっていた。同国到着前にセルビアからスペインに移動していた同選手は、「オーストラリア到着前の14日間にほかの国を訪れたか?」という質問に対し「いいえ」の欄に「間違って」印をつけてしまい、故意ではなかったと主張している。

ジョコビッチ選手のビザに関しては、オーストラリア政府は現在のところ最終的な決断を下しておらず、全豪オープン前に再び取り消しとなる可能性もあるという。

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