3月21日に放送されたバラエティ番組「今ちゃんの『実は…』」（朝日放送）で、夫が家事をしたときに妻の「ありがとう」がない場合、夫はそのことを指摘するべきか、黙っておくべきかで激論が交わされた。

番組はこの日、「芸人だって人間だもの。あの時どうすりゃよかったの!? お悩み相談に二択で答えるなら実は…」と題した企画を放送。ある日、なんばグランド花月の楽屋ロビーに無人の“お悩みBOX”を設置し、気付いた芸人たちが次々と悩みを告白していった。

その中の一人、お笑いコンビ・笑い飯の哲夫は「家の悩みなんですけど、嫁はんが洗い物を炊事場にほっといてる時があるんですよ。それを僕が劇場の出番の合?に家に帰ったときに洗っておくんです。（嫁が）お礼を言うてくれないときがあるんですよ。お礼言って欲しいんですよ。でもそんなん言うのっていやらしいじゃなですか」「『お礼言うてや』って言うべきなのか、そのままにしておくべきなのか、どっちがいいんですかね。あんまりそう求めるのは良くないじゃないですか」と葛藤があることを明かした。

この悩み告白を受け、スタジオの面々（11人）に「家事を手伝ってもお礼を言わない妻に『お礼ぐらい言うたらどうなん？』　A：言うべき？　B：黙っておくべき？」と質問。結果、「A」は4人、「B」は7人となった。各人の意見は次の通り。

☆「A：言うべき」派
◎サバンナ・高橋
「哲夫という人間の器について考えてみたんですけど。こんなことくらいでお礼言うて欲しいって言うヤツが、今後、絶対破綻してくると思うんですよ」
「例えば家のこと全部やったら『ありがとう』って言って欲しいのはわかるけど、洗い物くらいで言うなって僕は正直思う。哲夫の人間としての器はシルバニアファミリーの食器くらい」
「こんなことで我慢してるんやったら（1回）言うたほうがいい」

◎千鳥・大悟
「言うべきだった、ですね。こんなことになるんなら」
「結局これ一番揉めるのは、『お前、テレビでなに言うとんねん』、ですよ。僕も経験ありますけど。僕は基本嫁のこと、家のことは喋らないんですよ、できるだけ。ただまぁいろんなオイタがありまして、（テレビで）そういうことをイジられたときに、楽しくやりますよ。嫁はやっぱり僕に言ってました。『あたしゃ笑ってないよ』って」

◎元NMB48・福本愛菜
「新婚さんで、『ありがとう』が言えへんというか、もうなくなってるのはちょっとヤバいなと思う。まだホヤホヤやからちょっとしたことでも、感謝の気持ちを伝えないと。ちゃんと哲夫さんも言わないと、今後が危険だと思います」


☆「B：黙っておくべき」派
◎今田耕司
「黙っておいたほうがええわ。ケンカなるから。違うときに『ありがとう』家の中で連発すんねん。ほな、だんだん、『向こうはありがとう言うけど、自分は言うてへんな』と、気付かせるべきや」

◎月亭八方
「これ言うたらね、あれもこれも言わなアカンくなってまう。お前食べたもの洗っておけや、ちょっとここのホコリがどうの、家の中のもの片付けよとか、本棚がどや、仏具がコケてるとか、いろんなことがある」

◎シャンプーハット・てつじ
「これ僕は実際に経験してるんですよ。お風呂、嫁のために洗って、『洗ったから入ったら？ 一番風呂』って言うたんすよ。（お礼もなく）洗うのはもう当然なんでしょうね」

◎シャンプーハット・こいで
「僕が思うに、そもそも哲夫が置いてある食器を洗うこと自体良くないと思う。無言のプレッシャーになるんで。洗えよっていう。奥さんのタイミングで、自由な時間に洗わせてあげんと。『洗って』って言ってきてから洗うものだと思うんですね。だからありがとうを強要するべきじゃない」

◎サバンナ・八木
「嫁の理論で言うと、晩まで残しておいても回るって言うんですよ。ムチャクチャ揉めてるんですよ。嫁はこいちゃんが言うように、私のタイミングでやらせてくれって言う。僕は見てるのがイヤやねん」