「KinKi Kids解散したかった過去」告白で大荒れ

2016/12/05 03:23 Written by Narinari.com編集部

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KinKi Kidsの堂本光一(37歳)が、現在発売中の月刊誌「日経エンタテインメント!」2017年1月号(日経BP社)の連載コラム「エンタテイナーの条件」で、グループを本気で解散したいと思った過去があることを告白。ファンの間で大きな話題になっている。

コラムでは2016年の大きな出来事として、「身近ではやっぱりSMAPの解散」と自身がジャニーズJr.時代に最も世話になった先輩のニュースを挙げ、最近続いている女性アイドルの“引退”についても言及。「僕にとって芸能界を引退して一般人に戻るというのは、今や想像もつかないこと」としながらも、「正直、(KinKi Kidsを)辞めたいなと本気で思ったこと、ありました」と述べ、事務所社長であるジャニー喜多川氏にしたというその相談時期が、そんなに遠い昔ではないと明かしている。

普段めったに心の内を見せない堂本だが、今回は解散にまつわる話というのもあって、雑誌の早売りを見たファンがすぐさまツイート。それが断片的に解釈され一時騒然となった。

KinKi Kidsは堂本光一、堂本剛それぞれが全く異なるスタイルでソロ活動もしていることから、解散を望むファンが少なくない。文中では結局考え方が変わって解散しなかったことにまで触れているのだが、Twitterなどネットでは「踏みとどまらなくてもよかったのに」「きっとあの頃だ」「読むのが怖い」と大荒れに。その後、全文を読んだファンが「1人の大人としては当たり前のこと。怖いことは何も言ってない」「辞めたいと思うのは誰にでもある」などとツイートし、やや落ち着きを見せてきたが、まだ雑誌が発売されていない地域もあるため、騒ぎはもう少し続きそうだ。

ジャニーズといえば今年はSMAP解散のほか、3月に田口淳之介がKAT-TUNを脱退。グループは5月1日をもって“充電”という名の活動休止に追い込まれた。「あるはずがない」と思っていたことが次々現実になった1年だっただけに、ファンが堂本のリアルな告白に動揺を隠しきれないのも理解できるが、「長いことやってるグループはどこも普通にあるようなことなんで、過剰反応してほしくない」と本人は冷静。「グループとは、そういうスリリングな中で続いていくもの」と正論を展開し、多くのアイドルファンにとっても考えさせられる内容になっている。

KinKi Kidsは常に“不仲説”がつきまとっているが、最近の彼らはもはやそれを否定もしなくなった印象だ。かといって見せかけの仲良しを演じるわけでもなく、大きな山を超えたからこその一連の発言と受け取れる。

堂本は同コラムで「どっちが正しいとかじゃなく、(2人は)タイプが違うんだからしょうがない! 僕は僕のやり方で、彼は彼のやり方で見せればいい」とも言っているが、確かに夏にリリースした「薔薇と太陽」で光一が踊り、剛はギターという演出は、“方向性の違う2つの個”の表現として秀逸だった。今年は「NHK紅白歌合戦」初出場の彼ら。「解散」という次元を乗り越えて見せるパフォーマンスに注目したいところだ。

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