アニメ「四畳半神話大系」の“私”役や「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」のアサギ・トシカズ役などで知られる人気声優の浅沼晋太郎（37歳）が7月17日、自身のTwitterアカウントで、中学生に痴漢行為をはたらいた男を追いかけ、捕まえたことを告白している。

明確にいつの出来事かは明かしていないが、この一件は「少し前」のこと。浅沼は「駅構内で痴漢をはたらいた男性を追いかけて確保。警察署にて調書作成に5時間協力。被害者の中学生が10年後『あの時助けて頂いた者です』と現れるのを妄想するも、10年後の自分の年齢を考え白目に。ああ、やましい…」とツイート。続けてこの話は「全部本当」とした上で、「相手がかなりの力をお持ちだったので、全力疾走＆押さえつけのおかげで次の日身体中が痛かったです…」と、格闘によるダメージがあったことも告白した。

ただ、幸い「時計とメガネがふっとんで壊れた」ものの、けがなどはなかったという。

痴漢の被害に遭っていたのは中学生3人組で、浅沼は「（痴漢のせいで）その街がキライになったり、親御さんに『出掛けちゃだめ』って言われちゃうのがあまりにも可哀想だと思って。柄にもない正義感放出のおかげでその日行く予定の舞台に行けず、次の日身体中バキバキ。ゼンブペイン」と、咄嗟の行動に出た理由を説明。そして「あの中学生たち、オシャレしてキャーキャー言って、笑顔で街へ出られるといいな。かけがえのない夏休みをちゃんと楽しめますように」と慮った。

また、「次の日身体バッキバキじゃなきゃもう少しカッコよかったかも知れません（笑）」「『せめてお名前だけでも…』『名乗るほどの者では。しいて言うなら…マジェスティックプリンスです』とか言ってひとスベリすればよかったかも知れません。失敗した」と謙遜する浅沼には称賛の声が多く寄せられたが、「でも、このご時世、相手が刃物を持っていたりする場合もあります。（僕もあとでマネージャーさんに言われて初めて気が付いたのですが）ご無理だけはされませんよう、くれぐれもご注意くださいね」と、無謀な行動には出ないように呼びかけてもいる。

ちなみに、浅沼と中学生が会って話ができたのは「駅員室に警察官の方が来られるまで」の短い時間だったそうだが、このとき「娘でもおかしくない子たちから『お兄さん』と呼ばれたのが小躍りするほど嬉しかったです。お・に・い・さ・ん！」とのことだ。