米歌手ブルーノ・マーズの音楽が、ファンに命救うのに一役買ったようだ。

交通事故により母と2人の姉妹を失い、自らも脳損傷などの重傷を負った11歳のズムヤ・ソープちゃんの治療に、医師団がブルーノのヒット曲を使用した。米オハイオ州クーブランドにあるUHレイボー・ベイビーズ・アンド・チルドレンズ・ホスピタルのスタッフたちは、ズムヤちゃんの治療中にずっとブルーノの楽曲をかけていたそうで、それが回復に役立ったとしている。

小児神経科医のナンシー・バス医師は

「ブルーノ・マーズの曲を歌ったり『ブルーノ・マーズ』という言葉を発することさえ奇跡的なのに、歌詞を全て覚えているということが彼女の回復に役立ったと確信しています」
「彼女に好きな歌手が誰かを尋ねたところ、他の誰かが別の歌手の名前を発するよりも早く『ブルーノ・マーズ』と答え、歌詞を一語一句歌い始めたんです」

と話している。

6月28日(土)に同地でパフォーマンスを行っていたブルーノは、観衆の中にいたズムヤちゃんにお気に入りの曲「ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー」を捧げた。また、ブルーノはズムヤちゃんに自身のギターとトレードマークのフェドーラ帽もプレゼントしたようだ。

その公演後ブルーノは、ズムヤちゃんと一緒に写った写真に「ズムヤ、君は今晩俺とバンドのメンバーにこれまでに感じたことのないような感情をくれたよ。君は世界のインスピレーションだ!」とキャプションを付けてツイッターに投稿している。
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