グランプスさんとニーナさんのご夫婦は、今から61年前に結婚式を挙げましたが、その式の最中に撮影された写真はたった一枚しかありませんでした。なぜなら式当日に手配していたフォトグラファーが、ドタキャンして会場に現れなかったためです。確かに60年以上も前といえばデジタルカメラも、カメラ付き携帯電話もない時代です。専門のフォトグラファーがいなければ、大切な日を写真に収めることもままなりません。
しかし61年間も寄り添った仲睦まじい夫婦に、結婚式の思い出となる写真がないのはあまりににも不憫。そう感じたご夫婦の孫であるローレン・ウェルズさんは、イベント・デザイナーという自身の職種を生かして、彼らに素敵な記念写真をプレゼントすることにしたそうです。
そしてピクサー・アニメーションの「カールじいさんの空飛ぶ家」をテーマにした設定で撮影された写真の数々は、見ているほうもほっこりとするような暖かい雰囲気のものばかり。
これがredditで紹介されると、ユーザーからは「幸せそうだなぁ」「61年間一緒に生活していていまだに幸せ……。素敵だ」「あれ……、見ていたら目に湿り気が出てきた」「映画のテーマソングが頭から離れなくなった〜!」といった絶賛のコメントが寄せられました。